九州大学 農学部 ガイドブック 2024
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41 良質の動物性タンパク質の供給源としての魚類養殖業は成長産業であり、その魚類養殖業を成功に導くキーワードが「完全養殖」「ゲノム育種」「新餌料」「低環境負加」であります。九州大学農学研究院に新たに創設されたアクアバイオリソース創出センター(Aqua-Bioresource Innovation Center, ABRIC)では、これらのキーワードを九州大学が有する革新的研究リソースに基づき克服し、それらをベストミックスすることで、基礎研究・技術開発から社会実装・流通までを包括した、新しい魚類養殖産業を創出し、地域および我が国の養殖産業の振興ならびにタンパク質供給の安全保障に貢献することを目的としています。農学研究院を含む学内3部局(農学研究院、工学研究院、経済学研究院)ならびに3学内共同教育研究センター(植物フロンティア研究センター、水素エネルギー国際研究センター、五感応用デバイス研究開発センター)の教員が参画しており、佐賀県唐津市にはABRIC唐津サテライトが主要な研究施設として設置されました。  本センターには、創出、基盤、制御、開拓、実装の5ユニットが設置され、時勢に応じた機動力を発揮するために、ユニットを超えた研究開発クラスターを適宜構築し、プロジェクトベースで事業を推進します。 農学研究院附属教育研究施設アクアバイオリソース創出センター(ABRIC)

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