九州大学 農学部 ガイドブック 2024
44/48

43<⾃然保護区での違法伐採>熱帯アジアでは違法伐採やプランテーションによる土地利用転換など,森林消失の危機に晒されています。<東チモールの最高に辛い極小トウガラシ>熱帯・亜熱帯地域はさまざまな植物遺伝資源の宝庫です。これらの保全と利用について研究しています。<持続可能な農村開発のための大学機能強化プロジェクト>ベトナム北西部のタイバック農業大学において,温室の有効な利用方法について指導しました。<温暖化の進行と熱帯病害>温暖化の進行による熱帯由来の植物病害の発生や蔓延は,輸入依存度が高い我が国の食生活の安定に極めて深刻な問題となっています。<研究に取り組む留学生>熱帯農学研究センターで研究に取り組んだ卒業生は世界各地で活躍し,それぞれの国や地域の農林業の発展に貢献しています。<ICT ツールを使って農業指導を受けるバングラデシュの農民>貧困層農民の所得向上を目指して,ICT を活用した農業農村開発プロジェクトを実施しました。<ベトナム紅河デルタ>熱帯アジアの低平地デルタでは,上流部の汚染水流入による水質問題が深刻です。これらの問題の軽減,緩和に関わる研究に取り組んでいます。<カンボジアで発見された新種のアリ>熱帯で高い種多様性を示すアリ類には未発見の種が多くみられます。森林伐採や外来種が在来生態系に与える影響を明らかにしています。<世界の将来を担う次世代のために>次世代へ継承できる農林業と環境を目指して,世界各地で国際協⼒を展開しています。学内共同教育研究施設熱帯における諸問題の解決へ向けて熱帯の⽣物資源の利用と保全を研究する国際協力にも貢献熱帯の農林業や環境を研究し国際協力に貢献する熱帯農学研究センターは熱帯・亜熱帯地域が抱える諸問題と,それらの地域を対象とした持続可能な農林業や環境の保全に関わる教育・研究に取り組み,さらに国際協力にも貢献しています。熱帯農学研究センター

元のページ  ../index.html#44

このブックを見る