九州大学 文学部 2023
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専門分野:地理学出 身 校:小倉高等学校(福岡県) 地理学研究室には、「巡検」と呼ばれる現地を歩く地域調査(実習)などの研究室行事があります。写真はその「巡検」の際に、対象地域について調べたこと(この時は大野城市におけるため池の機能の変化について)を発表している時のものです。また、研究室は普段から資料を探したり課題に取り組んだりする場としても使われます。作業の合間に雑談を楽しむことも多く、居心地の良い場所です。3年生になって授業数は1,2年の時より少し減りましたが、地理学系の授業を中心に、心理学や言語系の授業も取っています。課外活動としては、ギターのサークルに所属し、売店のバイトなどもしています。高校生のみなさんにはご自身の興味のある分野を専攻し、充実した大学生活を送ってほしいと思います。応援しております。専門分野:独文学出 身 校:倉敷青陵高等学校(岡山県) 何も分からず頭を抱えながら時間割を組んでいた入学当初、「よくわからないけど、いろんな小説を扱ってておもしろそう」と思って受講したドイツ文学講義が、私の専攻を決めるきっかけになりました。第二外国語はフランス語だったので、研究室に入った当初はドイツ語の読み方すら知らないという状況でしたが、院生の先輩方の助力のおかげで、今ではドイツ語での授業も受けられるようになりました。ドイツ語のテキストを読むのは大変な時もありますが、先生方の熱の入った授業を受けていると、原文で読むことのおもしろさがわかってきます。また、独文学研究室では自分の研究テーマを自由に決められるので、それぞれのテーマについて話すのも研究室での楽しみの一つです。専門分野:比較宗教学出 身 校:熊本高等学校(熊本県) 私が入学したての頃、文学部のオリエンテーションで「文学部にはここでしか学べないことがある」といわれたのをよく覚えています。当時はあまりピンとこなかったのですが、3年生になった今その言葉を強く感じています。文学部には、他の学部に比べ特色のあるコースが数多くあり、私が所属する比較宗教学研究室もそのうちの一つです。研究では、研究室の外に出て自分の知らない人たちに、インタビューや仕事の観察を行います。相手の視点から世の中を捉えることはまさしく、教科書的な知識を超えたそこでしか得られない貴重な“学び”です。もし縁があれば、受験生の皆さんも文学部に進学し、ここでしかできない“学び”に出会うことを期待しています。25山本 悠太大野 奈美後藤 圭佑

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