九州大学 経済学部 CAMPUS GUIDE 2024
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経済・経営学科1111世界経済情報経済エネルギー経済開発経済SHIMIZU Kazushi[研究テーマ]❶ASEANの域内経済協力・経済統合❷アジア・太平洋地域の経済統合・地域統合❸統合の比較研究SHINOZAKI Akihiko[研究テーマ]❶情報経済の理論と実証(マクロ分析)❷情報経済の理論と実証(ミクロ分析) ❸情報経済の理論と実証(グローバル分析)Andrew Chapman[研究テーマ]❶エネルギーシステムの持続可能性評価❷ 低炭素社会への移行に伴う社会的公平性❸ 水素社会導入の経済・環境・社会分析MIZUNO Atsuko[研究テーマ]❶開発途上国農村の経済構造変動❷低所得国の工業化と縫製業❸ミャンマー経済研究[講義・ゼミ紹介]1年次生用の授業では、入学直後の入門ゼミである「基幹教育セミナー」などを担当します。また、2年次用の基本科目では「国際経済学」などを担当します。「国際経済学」では特に国際貿易論を担当し、国際貿易の理論(たとえばリカードの貿易モデル)や現実(たとえば日本とアジアやアメリカとの貿易)について講義します。3-4年次生用の専門科目では、「世界経済」などを担当します。「世界経済」では、グローバル化し構造変化を続ける世界経済を、現実、歴史、理論の面から総合的に分析します。学部のゼミでは「世界経済の構造変化と東アジア」をテーマとして、世界経済全体の構造変化の下での東アジアの貿易・投資構造、東アジア地域経済協力・経済統合・共同体構想、東南アジア・NIES・中国の経済発展や工業化などを分析します。テキストの輪読や研究報告、卒業論文報告などを行います。また、他大学との合同ゼミナールや工場見学なども行います。[講義・ゼミ紹介]私たちは、衣食住のすべてを自分の力だけで満たすことはできない。しかし、市場を通じた交換によって、必要なものを国内ばかりか外国からも手に入れることができる。1年次の必修科目「経済学入門」では、この一見当たり前に思える現象を効率的に行う市場メカニズムとはどのようなものかを学びながら経済学の基本を身につけます。2年次の基本演習では、複雑な経済活動の実態を明快に理解していくために必要な統計処理、データ加工、文献情報の収集、サマリーの仕方の基本を学びます。専門分野を学ぶ3-4年次には、情報技術革新をテーマに、私たちの経済社会に何が起きているかを現実の企業、産業、経済にも関心を向けてグローバルな視点で考察を深めます。ゼミでは、情報経済の実態把握とその経済学的な理解をブレーン・ストーミング型のディスカッションで深め、積極的なチームプレーを通じてゼミ論文を仕上げます。[講義・ゼミ紹介]私は現在カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所でマルチスケール構造科学ユニットにて低炭素エネルギーシステムへの転換を中心に研究を進めています。経済学部での担当講義は「エネルギー経済」となり、講義ではエネルギーシステム、エネルギー政策、そして持続可能性評価の三つのサステナビリティ軸を考慮しながら学びます。講義、プレゼンテーション、ディスカッションを通じて、サステナビリティの包括的な評価について議論します。エネルギーシステムの変化、エネルギー政策実施等がもたらす経済、環境、社会指標への影響に着眼点を置き、評価基準や持続可能性の定義についても議論し、システム全体を考える人材を育てたいと思っています。「エネルギー経済」に加えて、「GproE」、経済学部グローバル・ディプロマプログラムの教育に関わります。経済学、エネルギー経済等の教育と共に、海外での留学経験を最大限に活用できるよう、九大生をサポートしたいと思っています。[講義・ゼミ紹介]主な担当講義は、2年次生向けの「政治経済学」と、3・4年次生向けの「開発経済」です。「政治経済学」では、政治経済学の基礎を理解したうえで、資本主義の歴史的背景と動態について学びます。「開発経済」では、時系列的発展を意識しつつ総括的に基本的な理論と開発の課題について説明したうえで、具体的な事例を取り上げつつ現代の開発課題を学びます。ゼミでは、開発途上国・地域の経済開発について学びます。テキストの輪読や国際開発援助を行っている機関への訪問などによって開発課題への理解を深めます。次いで、3年生ではグループを編成し研究に取り組み、4年生でのゼミ論文の作成に向けて主体的な学習力を養います。チャップマン アンドリュー清水 一史篠﨑 彰彦水野 敦子

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