九州大学 経済学部 CAMPUS GUIDE 2024
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経済工学科1616応用ミクロ経済学経済モデル解析マクロ経済分析計量経済学ABE Takaaki[研究テーマ]❶協力と対立が混在するゲーム理論❷資源配置の安定性❸投票システムのゲーム理論分析FUJITA Toshiyuki[研究テーマ]❶地球環境対策の数理モデルによる分析❷国際環境協定の自己拘束性に関するゲーム理論的分析❸環境政策における不確実性と不可逆性IKESHITA Kenichiro[研究テーマ]❶オートメーションと経済成長に関❷知的財産保護政策と経済成長❸ 児童労働の発生メカニズムと経済発展YAMAZAKI Daisuke[研究テーマ]❶時系列モデルにおける構造変化❷パネルデータ分析における統計する理論的分析に関する研究理論に関する研究GDPやインフレーション、失業といったマクロ経済学的な話題や出来事は、いつの時代も多くの人々の注目を集めます。私の担当する「応用マクロ経済学」という科目では、これらのトピックスについて様々なケーススタディとともに学びます。またゼミでは、少人数という環境で、マクロ経済学と関連する様々な分野や分析手法を学びます。ゼミは少人数で実施されることから、発表の準備や論文の執筆など大変なこともありますが、その分、学生は他の講義では得られない密度の濃い学びを体験できます。またゼミでは単にマクロ経済学の理論を学ぶだけではなく、その理論が現実のマクロ経済現象を説明する上でどのように役立つのかということを意識しながら学習を進めていきます。マクロ経済学を学ぶことで、社会や経済に関する体系的な見方を身に着けることができると同時に、「マクロ経済学でこんなことが説明できるのか!」という体験もすることができるでしょう。2年次生向けの「基礎計量経済学Ⅱ」では、経済データを用いた実証分析を行う上で重要なトピック・分析手法を学びます。なお、講義においては、統計手法のみならず、さまざまな分析例を通して、経済データを用いた実証分析の行い方についても学んでいきます。また、3・4年次生向けの「上級計量経済学」では、より高度な計量経済学の手法などを学びます。本ゼミでは、統計学・計量経済学の手法を学び、各自で決めたテーマについてのデータ分析を行います。ゼミでは、統計学・計量経済学のテキストの輪読と、統計ソフト「R」を用いた実習を行います。テキストの輪読と実習を通して、様々なデータを用いた分析の方法や、分析して得られた結果を解釈する方法を学びます。その後、ゼミ論文に取り組みます。ゼミ論文のテーマを決めた後に、データの収集・統計分析を行い、得られた結果をゼミ論文にまとめます。[講義・ゼミ紹介]私たちの生活には、競争・対立・交渉・協力といった他者との関わりが常に付きまといます。それらの一見曖昧で捉えどころのない対象を、ゲーム理論の力によって経済学的なモデルに落とし込み、クリアな視点で分析することを研究テーマとしています。応用ミクロ経済学の講義では、「企業同士が競争すると物価にどのような影響があるのか」、「町の治安や景観をよくするための費用を住民から集めるのがどう難しいのか」といった身近なテーマからスタートしつつ、モデル化によって社会的問題を数理的に分析する手法を学習します。ゼミでは、自分の力でモデルを作成し、問題を分析できるようになることを目指します。3年生は、ゼミメンバーで共通の教科書を読みそれぞれが発表を行う形式(輪読)で学習します。4年生は、各自が興味を持った内容でゼミ論文を作成することを目標とします。講義やゼミを通して、卒業時に「大学でこのような研究をしていました」と言えるようになってもらいたいと考えています。[講義・ゼミ紹介]3年次で学ぶ「環境経済学」においては、経済学部生が1・2年次で学んだ経済学の理論、手法がどのように応用されているかを中心に環境経済学の基本的な内容を概説します。ゼミでは理論に重点をおきつつ環境問題を経済学的に分析する手法を学んでいきます。ゼミは2年間で完結しますが、1年間で受講を終えても構いません。3年次ゼミでは教科書の輪読を行います。3年次ゼミの内容は上述の講義「環境経済学」の内容とリンクしているので、ゼミ受講者は「環境経済学」もあわせて受講すると理解がよりいっそう深められるでしょう。4年次ゼミでは3年次の学習を踏まえて環境政策に関する学術論文を読み、専門的な分野にふみこんで学習します。3・4年次ゼミは合同で行う予定です。年度末には受講者全員にゼミで学んだ内容についてのレポートを書いてもらいます。すべての受講者が卒業時に胸を張って環境経済学を修めたと言えるようなレベルに達することを目指し、そのサポートをします。意欲ある学生の参加をお待ちしています。[講義・ゼミ紹介][講義・ゼミ紹介]阿部 貴晃藤田 敏之池下 研一郎山崎 大輔

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