6主に1年次で履修する基幹教育科目は、学習態度の涵養と知識の修得を主たる目的としています。経済学部での勉学の中心となる専攻教育科目は、2年次の基本科目と3、4年次の科目に大別されます。基本科目は経済学全般にわたって基礎となる科目です。基本科目の学習は3、4年次の専門性の高い科目へとつながります。これらのほかに、専門を越えた視点や知識の学習を促すために2年次以降で履修する基幹教育科目があります。1年生の後期開始直前に全員に対して修学指導を行っているだけでなく、修学状況がおもわしくない学生に対しては教員が個別に面談する機会を定期的に設けています。また、2年次の基本演習または基礎セミナーや3年次からのゼミでは、担当の教員が個々の学生に対してアドバイスを行っています。演習(セミナー、ゼミ)は教員と学生、学生相互が討議し学習を進めるもっとも特徴のある大学教育の場の1つで、各教員が独自の特徴のあるセミナーを行っています。入学後すぐに履修する基幹教育セミナーおよびプレセミナーで大学生としての学びの習慣を獲得します。2年次の基本演習または基礎セミナーから本格的なセミナーが始まります。3年次からの演習(ゼミ)は必修で、必ずいずれかの教員のゼミに所属することになります。ゼミでは教員の専門分野に従って学習します。自分の学習目的によってゼミを選択しますが、1学年最大10人程度のクラス編成としているため、ゼミへの参加は教員の許可が必要となります。2年次までに履修しておかなければならない基本科目が指定されているゼミもあります。大学院では学部教育よりもさらに高度な専門知識を身につけることができます。3年次前期までに優秀な成績をおさめた学生は、学部・学府一貫教育プログラムに応募することができます。同プログラムでは、4年次から大学院の講義を受講し、修士課程特別選抜を受験することができます。修士課程では、優秀な論文により通常2年の課程を1年で修了することも可能となります。カリキュラム学修しやすく設計された、学部から大学院までの一貫した教育体系。バランスのとれた丁寧な修学指導教育体系少人数のセミナーによるきめ細やかな教育学部・学府一貫教育プログラム
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