九州大学 2024年度 理学部案内
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月火水木金 l iEarthandPanetaryScences地球惑星科学科地球は不思議と未知の宝石箱自らそのふたを明ける喜びを伝えたい。▲高温高圧発生装置地球惑星内部の高温高圧の状態を実験室に再現し、地球惑星深部の現象を探る。▲希ガス質量分析岩石や隕石に含まれる微量な希ガスを精密分析し、地球惑星物質の生成起源を探る。▲走査電子顕微鏡像電子顕微鏡を用いたスコットランド変成岩中に産する螺旋状ガーネットの鉄濃度のマッピング測定。赤い所が鉄に富む。横幅1.2㎜。■地球、惑星で起こる様々な現象を実際に観測し、 サンプルを調査する。■最先端の設備による地球惑星環境を実験室に 再現し、精密分析する。16地球惑星科学科 2年生(前期)の時間割1限目2限目基礎地質学地球惑星物質科学地球惑星力学地球惑星数学Ⅰエジプト・ヌビア砂漢での地質調査風景。7億年前の地層を詳細に記載し、当時の地球表層環境の復元を試みる。1年次は、自然科学全般の理解に不可欠な物理、化学、数学、地学、生物学の素養を身につけます。2年次より、講義だけでなく、実験や実習、演習を通じて地球惑星科学の幅広い分野にわたる基礎を学びます。第3学年の後期には、各研究室に所属して個別の研究テーマについて卒業特別研究に取り組みます。地球惑星科学科では、地球を複合システムとしてとらえ、その科学を理解できる人材の育成を目指しています。このため、物理・化学・数学・地学・生物学の基礎を背景に、地球や太陽・惑星系に関する基礎的な知識を幅広く学ぶとともに、先端的な知識・手法を取り入れ、課題探求能力と問題解決能力の養成に力を入れています。世界中に設置された磁力計ネットワークにより、地球惑星を取り巻く電磁環境を九州大学においてリアルタイムに観測する。ベーリング海の海底堆積物を全長15mのピストンコアにより採取、過去から現在までの地球環境変動を明らかにする。太陽系の小惑星から探査機「はやぶさ」(写真)により試料が持ち帰られた。九州大学にて持ち帰られた地球外物質の鉱物分析、有機物分析が行われている。8:40~10:1010:30~12:0013:00~14:3014:50~16:203限目4限目熱・統計力学大気海洋科学基幹教育科目の履修基幹教育科目の履修地球惑星実験学個体地球科学生物圏環境科学▲電界放出形走査 電子顕微鏡地球の岩石や隕石、宇宙塵などに含まれるミクロンサイズの物質を観察し、その化学組成を定量分析することで、地球や太陽系物質の起源と進化過程を解明する。学科のカリキュラム地球惑星科学科の研究と教育内容

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