九州大学 医学部 医学科紹介 2023
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〇医療倫理・法学:医療倫理や医療法に関する教育も重要な一部です。患者の権利や医療倫理に基づいた医療の実践方法を学びます。また、臨床実習は、主として全国の大学病院の中でも最大級の規模を誇り、多くの高度先進医療技術の備わっている九州大学病院で行われ、地域の医療機関や保健所への派遣も合わせて、実践的な経験を得ることができます。更に九州大学では、一般的な医学部の課程に加えて数年間大学院で研究を行うことにより、卒業時にMD(医学士)とPhD(医学博士)の両方を取得することができる「MD-PhDコース制度」を設定しています。本コースを選択した学生は医学科4年次を修了した時点でいったん休学し、そのまま大学院博士課程(原則4年間)に進学します。そこで研究を行い、医学博士(PhD)を授与された後、医学科の5年生に復学し、残りの課程を修了して医学科を卒業することになります。もちろん、医学科を卒業し、医師国家試験を受けた後に研修医を経ないで大学院博士課程に入学する方や、医学科卒業後に研修医そして専門医として3〜5年ほど臨床修練を行った後に大学院博士課程に入学される方もいます。MD-PhDコースを選択した人は、将来そのまま研究者になることも可能であり、また基礎医学研究で培った深い知識やものの見方を活用して臨床医学研究や医療に役立てることもできます。九州大学医学部には皆さんの将来の夢を実現するための環境が整っています。医学部での学びは決して容易ではありませんが、その分、やりがいのあることばかりです。皆さんには九州大学を目指して勉学に励んで頂き、入学後は私達と一緒に、新しい医学を切り開いていきましょう。

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