九州大学 医学部 医学科紹介 2023
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− 3 −求める学生像求める学生像と学力3要素との関係入学者選抜方法医学科では以下の学生を求める。医師の仕事は、非常に幅広く、基礎の研究者から臨床医まで選択肢も多い中で、最も大切なことは弱い立場の患者さんの味方となり、病気に苦しんでいる患者さんを助けることである。単に受験学力が高いから医学部に入学するのではなく、医師としてあるいは医科学分野の研究者として活躍するに十分な能力と素質をもち、明確な目的意識をもった学生を望んでいる。人間で最も大切なことは、「生きがいを持ち人間らしく生きること」である。命に直接関係するような病気を持っている患者さんは、ややもすると、この「生きがい」をなくし、生きる喜び、生きる目標を失っている。このような人達に優しい救いの手をさしのべることができる人間味あふれる学生を求めている。①知識・技能: 高等学校などにおける基礎的教科・科目の履修を通して獲得される知識・技能。加えて、医学・医療における知識・技能の習得ができる基礎的な能力。②思考力・判断力・表現力などの能力: 多面的に考え、客観的に批判し、自分の言葉で人に伝える資質。医学知識を習得し、臨床に応用するために努力を惜しまない姿勢。 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度: 医師としてあるいは医科学分野の研究者として活躍することへの強い関心、多様性を尊重する態度、異なる考えに共感する姿勢。多職種と協働して医療を提供しようという意欲。患者・家族から求められている医療を真摯に提供しようとする意欲。新しい医学を創造・発展しようとする意欲。医学部医学科は、医学に関する知識・技術の教育を基盤にし、医の倫理に徹し、旺盛な探求心を有する医師および医科学研究者を育成することを目的としています。創始以来約100年の伝統に培われた医学科の教育・研究の成果として、世界の医学界に誇る数多くの研究業績があります。またその名声により遠近を問わず広く一般患者に利用されている大学病院は、より高度な医療と社会福祉の実現に向かって全力をはらっています。医師・医学者には自然科学者としての適性が求められる一方、病気と闘う患者に寄り添うよき援助者であることも求められます。さらに医師の判断は患者の人生に大きな影響を与える可能性があります。医学部医学科での教育・研究は、専門性の修得ばかりではなく、広く深く人間についての洞察を重ねることへとつながるものです。「人の健康と福祉の増進」という医学の使命を達成するための多様な人材を育成することが目的です。①知識・技能一般選抜(前期)大学入学共通テスト個別学力検査②思考力・判断力・ 表現力などの能力個別学力検査個別面接③主体性を持って多様な 人々と協働して学ぶ態度調査書志望理由書個別面接医学部医学科アドミッションポリシー教育理念 (教育理念・目標、育成する人材像等)医学部医学科案内

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