九州大学 医学部 医学科紹介 2023
7/20

− 4 −教育の目的参照基準学修目標(卒業時アウトカム)医学部医学科は、医学に関する知識・技術の教育を通して、医の倫理に徹し、旺盛な探究心を有する医師および医科学研究者を育成することを目的とする。創始以来約100年の伝統に培われた医学科の教育・研究の成果として、世界の医学界に誇る数多くの研究業績がある。またその名声により遠近を問わず広く一般患者に利用されている大学病院は、より高度な医療と社会福祉の実現に向かって全力をはらっている。医師・医学者には自然科学者としての適性が求められる一方、病気と闘う患者に寄り添うよき援助者であることも求められる。さらに医師の判断は患者の人生に大きな影響を与える可能性がある。医学部医学科での教育・研究は、専門性の修得ばかりではなく、広く深く人間についての洞察を重ねることへとつながる。「人の健康と福祉の増進」という医学の使命を達成するための多様な人材を育成することが目的であり、本学科所定の課程を修め、下記の学修目標を達成した者に、学士(医学)を授与する。平成28年度医学教育モデル・コア・カリキュラム「日本医学教育評価機構医学教育分野別評価(2022年度受審予定)」● http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2017/06/28/13 83961_01.pdf● https://www.jacme.or.jp/A.主体的な学び・協働A-1. 生涯学習能力深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができる。A-2. 生涯学習能力多様な知の交流を行い、他者と協働し問題解決にあたることができる。A-3. 生涯学習能力医学・医療の発展に寄与するために、絶えず自らを省察し、多職種と連携しながら生涯にわたって学び続けることができる。A-4. 生涯学習能力英語をはじめとした異なる言語で、医学・医療を理解し、自らの考えを表現できる。九州大学医学部医学科「使命」九州大学医学部医学科は、九州大学教育憲章・学術憲章及び基本理念に基づき、人類の健康と福祉の増進のために、将来日本及び世界で貢献できる医師及び医科学研究者の育成を使命とする。九州大学医学部医学科が育成するのは、社会的使命感と高い倫理観を有し、高度な医学知識・技能を有するのみならず、病気と闘う患者により添うことのできる、人間性あふれる人材である。さらに、他者と協働しながら国内外における健康や福祉に関する諸課題の解決に果敢に取り組む姿勢、及び生涯にわたり自ら進んで学ばんとする旺盛な科学的探究心の涵養を目指す。また、医学・医療を創造できる人材の育成も我々の使命である。九州大学医学部医学科 ディプロマ・ポリシー

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る