九州大学 医学部 生命科学科紹介 2023
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− 2 −教育理念 (教育理念・目標、育成する人材等)教育指導体制教育プログラムの特色・内容1.分子細胞生物学:  生化学、細胞生物学、ゲノム医科学、構造生物学、微生物学2.高次機能制御学:  免疫学、分子薬理学、脳・神経機能学、分子病理学、予防医学、分子疫学、発生再生医学、遺伝子・3.生体情報科学:  情報生物学、遺伝情報解析学4.臨床医学:  脳神経・運動器概論、循環器概論、呼吸器・造血器概論、腎・泌尿生殖器概論、周産期・成長発達医学概論、アレルギー・膠原病・感染症概論、消化器概論、心身医学・精神医学概論、内分泌・代謝・老化概論、感覚器・皮膚概論 医学部生命科学科では、ヒトならびに様々なモデル動物を対象とした次世代の生命医科学研究と医学教育を担う人材を育成し、世界に向けて輩出することを目標としています。そのために、本学科では多様な生命活動とその分子メカニズムに興味を持ち、未知の領域を探求する旺盛な好奇心と柔軟な思考力をもつ学生を歓迎します。同時に、国際的に活躍するには高い語学力が求められます。研究のみならず語学力の向上に向け、意欲的に取り組む学生を歓迎します。 医学部生命科学科に入学した学生は、最初に生物学と医学の幅広い基礎的知識を修得することが求められます。その後に、生命医科学の最新の知識の修得を可能とするプログラムが準備されています。このような教育プログラムによって「幅広い知識と高度な専門的能力を備えた人材」、「課題発掘ならびに問題解決能力を備えた人材」、「生命医科学の研究分野でリーダーシップを発揮できる人材」、「国際的視野に立ち基礎医学教育を担う人材」を育成したいと考えています。 生命科学科ならびに医学科教員が本学科の教育プログラム全般を担当します。また、必要に応じて学内の他部局の教員や他大学の教員が本学科の教育に参加します。各学年には担任を置き、個々の学生からの相談に対応します。 生命科学科では、1、2年次において生物学や医学の基礎知識を修得するとともに、種々の実習科目において基本的な実験操作を修得します。さらに、高年次においては分子細胞生物学、高次機能制御学、生体情報科学、臨床医学等の講義(下記のキーワードを参照のこと)を通じ、最新の研究に関する知識を修得します。また、3年次に設けられた研究室配属ならびに4年次に取組む生命科学特別研究では、希望する研究室に配属され、教員の個別指導のもとに研究を行います。生命科学特別研究では、学生一人ひとりにテーマを設定し、取組んだ成果をまとめて卒業論文を作成しますが、この過程で研究を行う上で必要な基礎的能力を身につけることができます。 国際的に活躍する人材を養成するためには、高い英語力が不可欠です。そこで、英語教育を重視したカリキュラムを準備しています。英語論文の読解だけでなく、コミュニケーション能力の修得に向け、指導を行います。細胞療法学■ 医学部生命科学科案内 ■

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