九州大学では,国際的な視野を持ち海外で通用するグローバル人材を育成するため,学生の海外留学を奨励しています。九大生には留学の機会が数多く用意されていますが,ここではその中でも,大学の推薦で海外の大学間学生交流協定校へ留学する「大学間交換留学制度」について説明します。大学間交換留学制度留学大学間交換留学プログラム 世界34か国140を超える大学と学生交流の協定を結び,北米・欧州・アジア等の大学へ,1学期から1年を超えない期間で,毎年100人程度の学生を交換留学に送り出しています。交換留学のメリット① 九州大学の授業料を納めていれば,留学先大学の授業料は不要② 留学先大学では,学生寮に優先的に入れることもあるなど,生活面のケアが充実③ 留学先で修得した単位は,九州大学の単位として認められれば互換が可能④ 奨学金や渡航費支援等が,豊富に用意されている交換留学シミュレーション 留学開始時期は,秋開始(9月頃)と春開始(2月頃)があります。留学計画は早めに立てておかないと4年で卒業できない場合があります。以下のスケジュール(モデルケースを)を参考にしてください。留学体験張替創太さんトウモロコシ畑の中から広がるイリノイ留学イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校に留学した生命資源科学府トウモロコシ圃場と私イリノイ大学で名物のスポーツ観戦イリノイで参加したマラソン大会一面に広がるトウモロコシ畑※第2回(追加)募集は翌年の4月頃に行いますが,枠が余っている大学のみの募集となります。※1年次に申請することもできます。2年次3年次4年次4月7月12月3月4月7月10月3月1月4月7月11月3月12月学内申請学内選考秋・留学開始の人春・留学開始の人推薦先大学への申請推薦先大学決定留学決定推薦先大学への申請留学決定出発出発留学期間留学期間ビザ取得,入寮申請等ビザ取得,入寮申請等帰国帰国完了報告書提出留学期間完了報告書提出卒業卒業 気候変動とトウモロコシ生育に関する自分の専門分野の知見を深めるため、トウモロコシ生産の本場であるイリノイ大学に交換留学を行いました。イリノイ大学は農学やコンピュータサイエンスを始めとした総合大学であり、留学中には農学の他に、統計学や中国語など、自分の興味の赴くまま授業を受講しました。授業の他に、現地の研究室に所属して研究を行うプログラムに参加し、自身の専門分野の本場であるイリノイの研究室で、修士研究を進めました。地平線一面に広がるトウモロコシ畑に囲まれながら研究データを取得した経験は、トウモロコシを対象に進めてきた自身の修士研究の意義を実感するかけがえのない思い出になりました。
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