課知専攻教育基幹教育ています。このようなグローバル人材に求められるのは次のような力です。「基幹教育」は,「専攻教育」との相乗効果により,これらの力を身につけ,生涯にわたって学び続けることを幹に持つ,行動力を備えたアクティブ・ラーナーへと育つ力を培います。深い専門性や豊かな教養へとつながる知識・技能と,新たな知や技能を創出し未知な問題を解決するもとである「ものの見方・考え方・学び方」を身につけることを基幹教育は目指しています。初年次には,既存の知識から解答を探すのではなく,自発的に問題を提起し,創造的・批判的に吟味検討する主体的な学び方である「大学での学び」へと学びを転換します。さらに高年次には,専攻教育と連動して知を拡大・深化させます。「専攻教育」については,学部・学科等ごとに内容が異なりますのでそれぞれのアドミッションポリシー(P66〜86)などを参考にしてください。 科学技術が急速に進歩しグローバル化が進展する現代では,一人ひとりが変化や多様性るのは,私たちの生涯にわたる自律的な成長を支える〈学びの基幹〉です。すなわち,社会の諸課題や自己について多様な観点からの知識・情報を受けとめて批判的に考察しつつ,自ら問題を発見し,絶えず主体的に学び続ける態度です。本授業は,異なる専門分野を目指す学生および教員との対話や,それを踏まえた自己省察を通じて,一人ひとりが〈学びの基幹〉を育むことを目的としています。 学修目標として,①一人ひとりが自らの大学における学びについて,関連する知見を広く吸収しつつ,自らに問いかけ他者に伝え,また他者からの反応を受けとめる体験を通じて,大学における学びへの意欲を高めること,②こうした仲間との対話や自己省察から新たな気づきや疑問を発見する過程を通じて,創造的・批判的に問題に取り組み学んでいく態度題の本質を理 解識をつなぎ,課解決する高 度 な 知 識言語文化科目文系・理系ディシプリン科目総合科目自ら問いを立て,考え,知を拡げ,深めてゆくアクティブ・ラーナーに ! 九州大学の学生は,将来,様々な分野において指導的な役割を果たし,アジアをはじめ広く世界で活躍し,日本および世界の発展に貢献することを期待されと “ しなやか ” に付き合い,柔軟に適応していくことが求められます。このことを可能にすを培うこと,③対話や省察を通じて得た自らの学びが持つ可能性や意義,今後の展望等についてプレゼンテーションができるようになること,④このような学びのプロセスにおいて自分がどのように成長したいのか,自分の言葉で表現できるようになることを目指します。 社会的課題の解決や新たな価値を創造するためには,既知の問いに取り組むだけでなく,自ら主体的に問いを立て,新たな課題を発見・発掘する力が重要です。とりわけ,AIが急速に浸透し,急激に変化し続ける現代社会においては,倫理的判断や問題の本質を見抜く洞察力を伴いながら,未知の課題を発見する能力がより一層重要となります。 本授業では,グループでの議論や様々な立場・視点からのアプローチを通して,主体的に問いを立て,既存の問題を新たな観点から捉え直し,議論の枠組みを再構築する能力を養います。これらの能力を育成し思考力を鍛えることで,これまで認識されていなかった課題を発見・発掘する力を培うことが,本科目の目的です。 高度化・複雑化した現代社会の課題には,文系・理系を含むさまざまな専門知を活用するだけでなく,専門分野を越境して総合的な視点・方法を用いて取り組むことも重要です。本授業では,現代社会の課題に対する,さまざまな専門分野に基づくアプローチを学び,学生間での協働を通じて知を共有しながら,複数のアプローチを比較・考察していきます。 授業における学習を通じて,現代社会の課題が持つ多面性について理解を深めるとともに,専門分野独自の見方,考え方を学んだ上で,課題解決へ向けた種々の境界を越境/接続/総合する視点や考え方を獲得することを目的とします。し,高い 専 門 性 から題を課 題を 生み 出す知 の 活 用健 全 な 心と 体基幹教育セミナー課題発見科目学術アプローチ科目健 康・ス ポーツ 科 目サイバーセキュリティ科目① 豊かな教養に裏づけされた深い専門の力③ 差異を認めあい共感する力⑤ 全体を俯瞰し,状況の流れを読み解く力⑦ 新たなものに果敢に挑戦する力② ものの見方・考え方,価値観が異なる人とのコラボレーションする力④ 説明・説得ができるコミュニケーションの力⑥ 自他の考えや行動を創造的・批判的に省察する力基幹教育セミナー対話を通して学びの目標を明らかにする課題発見科目思考力を鍛えることを通して新たな「課題」の発見力を培う学術アプローチ科目課題解決へ向けた種々の境界を越境/接続/総合する視点や考え方を獲得するアクティブ・ラーナー専 攻教 育基幹教育とは
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