九州大学 GUIDE BOOK 2026
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アドミッションポリシーAdmissions Policy高校卒業後の学生にとって,農学の広い学問領域から自己の適性にあった進路を選択することは必ずしも容易ではないと思われます。そこで入学後1年半の間に基幹教育科目と基礎的な専攻教育科目の履修を通して,農学に関する基礎知識を学び農学の全体像を把握したのちにコース選択するように配慮しています。すなわち,農学部では入学者を学部一括して受け入れ,所定の単位の修得を条件に2年次後期の開始時に所属コースを決定します。この決定は2年次前期に行われるコース希望調査に基づいて行われますが,希望者が集中したコースについては入学してから2年次前期までの成績で上位の者から優先して配属コースが決定されます。このコース配属方式では,自己の適性にあったコースを決定することができる一方,希望コースに配属されるためには,優秀な成績を修める努力が要求されます。また,コース配属と同様の方式で,3年次前期開始時までには履修分野を決定します。コースによってはコース配属時に履修分野も決定します。卒業研究(卒業論文)指導教員は,通常4年次前期開始時に決定します。さらに,2010年より秋入学の国際コースが開設されました。受入対象学生は留学生のみでしたが,2018年秋入学からは,対象学生を留学生,日本人,国籍を問わず受け入れ,他の4コースとは独立したカリキュラムに沿って全ての科目を英語で履修します。3年後期に上記いずれかのコースの研究室に配属され,卒論研究に励むことになります。農学部履修コース・履修分野3. アドミッションポリシー(入学者受入れの方針)◆求める学生像農学部では,生物生産,生物機能,生物環境等の学問分野において専門性及び技術を習得し,課題解決能力と国際的視野を併せ持つ人材を育成することを主眼とした教育を行っています。そのために,農学部では以下のような学生を求めています。❶生物生産,生物機能,生物環境等の農学関連分野に強い関心を有し,将来これらの分野で活躍を目指す意欲的な学生を求めています。❷農学部の教育・研究は,自然科学から社会科学にまで及ぶ広範な基礎科学と応用科学に立脚しているので,幅広い教養と専門的知識をともに修学できるバランス感覚を備えた学生を求めています。❸国際的に活躍する土台となる高度な語学能力を持ち,自己の語学能力の向上に熱心な学生を求めています。◆求める学生像と学力3要素との関連❶知識・技能:高等学校等における基礎的教科・科目の履修を通して獲得される知識・技能。特に,大学での生物,化学,物理等の学習に必要な理系科目の充分な素養と基本的な英語力。❷思考力・判断力・表現力等の能力:多面的に考え,客観的に批判し,自分の言葉で人に伝える資質。特に物事を理論的に把握する能力。❸主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度:生物生産,生物機能,生物環境等の農学関連分野への強い関心。多様性を尊重する態度,異なる考えに共感する寛容性。他人の意見を尊重しつつも積極的に議論する姿勢。◆入学者選抜方法履修コース履修分野農学部科学境環源資物生生物資源生産科学農学生物生産環境工学生物生産システム工学農政経済学応用生物科学応用生命化学食糧化学工学地球森林科学地球森林科学動物生産科学水産科学アニマルサイエンス国際卒業論文研究は上記いずれかの分野で実施1知識・技能2思考力・判断力・表現力等の能力3主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度一般選抜大学入学共通テスト個別学力検査個別学力検査調査書総合型選抜大学入学共通テスト小論文個人面接志望理由書個人面接調査書国際型入試大学入学共通テスト統一試験(EJU,GCE 等)個人面接志望理由書個人面接

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