三重大学 生物資源学部・大学院 生物資源学研究科 学部案内2019
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環境情報システム学教育コースの研究室を紹介します農業土木学教育コースの研究室を紹介しますの研究室紹介応用環境情報学情報処理技術を用いて環境評価を行い、さらに制御工学およびシステム工学の手法を応用して環境負荷をできるだけかけないような生物生産システムの構築を目的とする。具体的には、環境負荷を軽減し、化学肥料や農薬の施用を最小限とする精密農業を実現するための農用車両の最適制御や走行性に関する研究、またレ-ザ光線や音などの物理的防除法、バイオマスや食品に関するライフサイクルアセスメント(LCA)について教育研究する。生物環境制御学生物資源生産における生物と周辺環境・介在する人間等に関する情報を取得し、その環境情報を制御することにより植物工場などの最適な生物資源生産システムを構築する理論・技術を教育研究する。エネルギー利用工学環境に配慮しつつ、情報処理技術と工学的手法を用いて、化石燃料に代わる再生可能な自然エネルギー資源の開発および利用、バイオマス材料の開発、低環境負荷型生物生産システムの自動化およびエネルギー有効利用のための各種機械装置の最適化に関する理論と技術について教育・研究を行う。環境施設工学近年では土木施設の施工・維持管理においても、地球資源の有効利用や環境負荷軽減などが求められている。また、頭首工・水路といった農業土木施設は、激化する自然災害や老朽化のなかで様々な問題が生じている。これらを背景に、リサイクル材料を利用した新しい環境負荷軽減法、施設の安全性、維持管理の検査手法や適切な更新法などを研究対象として、材料試験・模型実験・調査・数値解析などの技術を用いた教育研究を行う。生産環境システム学生物生産や工業生産、環境などに関わる機械・設備システムについて、安全・安心で低環境負荷の実現および新しいシステムの創成を目標とする。情報工学やシステム工学などを用いて機械・設備システムの性能を解析し、併行して先端技術の導入により環境にやさしく安全・安心な機械・設備システムの設計と状態監視・診断法および知能ロボットシステムについて教育研究を行う。フードシステム学フードシステムは、地球環境を適度に制御しつつ環境保全に寄与する唯一の産業である農林水産業を起点に、「食料生産」・「食品加工」・「食品流通」・「食品販売」までを繋いでいる。本教育研究分野では、「フードシステムのスマート化」、「農林水産業のスマート化」、および「農林水産物・食品の保蔵方法と品質・文化に関わるミクロ・マクロ・メタ情報の連続的な取り扱い手法」を対象とする。特に、「農業を取り巻く水循環の観測と解析」、「農作物とその生育環境のモニタリングとモデリング」、「農林水産物・食品の保蔵技術」、「食文化を備えた仮想フードシステム空間設計」などに関する教育と基礎・応用研究を行う。応用地形学河川管理計画、地域計画の策定に当たって、長期的な安定性や持続性を考えるために重要であり、かつ基礎的な要件である地形学について理解を深め、完新世における自然環境の長期基層変動を考えて地形形成プロセスの解釈を目標とした教育研究を行う。ここで取り扱う地形形成の時間軸は1万年程度であり、空間的な広がりは河川流域程度の規模の調査研究を行う。また、将来の見据えた自然災害の軽減を考えるために地形単位からみたリスクゾーニングなどの手法を開発して行くこと、社会実装にむけた地域計画、景観計画、災害軽減計画などの技法を考究していくための教育研究も行う。農地工学農地土壌の工学的管理技術の開発、劣化土壌の改善、国際技術協力などに関する教育研究を進める。とくに、我が国の農業農村における諸問題と、その対策としての土地利用計画、農業土木事業、土地改良事業、農業農村整備事業等について考究する。水田および畑の圃場整備と農村地域の土地利用、農地保全対策および灌漑・排水に関する基本的な知識と整備計画策定の基本的な考え方を理解し、計画の評価と基本的なデザインができるようになることを目的とする。国際環境保全学国内外の農地施設と農業用排水施設における様々な環境問題に対する持続的手法による解決と農業構造物の保全を目標とする。具体的には、農業構造物に重要な「土」、「地盤」、「材料」、「水」の土木学的および工学的な解析手法に基づく地域環境保全に関する教育研究を行なう。例えば、土砂災害の防災を目的としたのり面侵食メカニズム解析や地滑り対策法の開発、現地のリサイクル材有効利用による道路・河川堤防崩壊対策、安価で使いやすい資材を用いた地盤改良と水利施設のデザイン、野立てソーラーシステムの支柱基礎の開発など行う。また、地域資源管理の最適条件を導くために、有限要素法を用いた数値解析を行う。水資源工学農業分野を中心とした自然界の水循環過程における降雨や蒸発散といった水文量の量的把握を背景に、持続的で社会的ニーズにかなった水資源の保全と再利用技術の構築をめざしている。具体的には、富栄養化などの水質を重視した貯水施設・送排水施設の設計に関する提案、水環境における生態系に配慮した調査と環境改善の提案などを行い、それらの調査結果について評価方法自体も含めたことを教育研究する。追加的に、地表水に関する研究は海外の灌漑や排水にまで及ぶ場合もあり、地中流に関する研究は深く温泉水やそれに類した自然水にまで及ぶ場合もある。土資源工学多方面で役立つ土資源(地盤)は、時には大きな災害を引き起こすことがある。この地盤災害から地域や人々を守るため、様々な条件下で特性が異なる土の物理的・力学的特性、並びに構造物との相互作用で発揮される諸特性を明らかにし、土資源の安全かつ適切な利用のための教育研究を行う。具体的には、SAAMシステムを用いたグラウンドアンカー工の維持管理に関する研究、砕石を用いた地盤改良機(エコジオ工法)による地盤支持力、液状化・排水対策に関する研究、豪雨・地震時に発生する地盤災害の発生機構の解明とその対策に関する研究、老朽ため池の維持管理に関する研究、地盤のせん断破壊の機構解明に関する研究などを主なテーマとしている。09Faculty of Bioresources 2019
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