三重大学 生物資源学部・大学院 生物資源学研究科 学部案内2019
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附属紀伊・黒潮生命地域フィールドサイエンスセンター生物資源学部には、学外の附属教育研究施設として、農場、演習林、水産実験所、練習船(勢水丸)の4つの施設があります。これらの施設は、広範囲な複合的フィールドを研究対象とし、さまざまな農林水産物、環境、自然エネルギーなどに関する教育研究拠点 として利用されています。生物資源学部の一年生は、4つの施設のうち3つを訪問し、各施設を体験することができます。また、その後の専門教育課程では、各自の専門性に適した施設で、さらに充実したフィールド実習や研究を行うことができます。※附属鯨類研究センター(学内施設)についてはP17参照伊勢湾熊野灘勢水丸は、講義で学んだ知識を、海に出て観測や採集作業を実践して理解する洋上実験室です。海の中にどんな生き物が、いつ、どこで、どのような生活をしているか、その生き物たちを取り巻く環境~水温や塩分の分布、黒潮や水塊の流れなどの海洋構造の解明~、更には地球規模での気象の解析調査など様々な実習航海や調査航海を行います。航海海域は、伊勢湾、熊野灘など沿岸域から東シナ海、南西諸島、小笠原諸島の外洋に及びます。三重県水産実験所勢水丸の甲板で作業をする実習生三重大学3241附属教育研究施設充実したフィールド体験学習4勢水丸水産実験所では、主として魚類の分類・系統、生態・生活史、魚類相に関する研究を行っています。分類・系統では、アジ科、ヒイラギ科、トウゴロウイワシ科、ウミヘビ科などについて研究を進め、これまでの分類学的混乱状態を整理し、いくつかの新種を発表しています。魚類相では三重県内の河川から熊野灘の深海域まで、広く三重県内の魚類の多様性を明らかにする一方、インド洋-西太平洋域の魚類多様性の解明も進めています。3水産実験所自然・生物エネルギーを利用した持続的な農業生産に関する多様な実習教育を行うとともに、教員・学生の研究の場として活用されています。作物、施設園芸、果樹、畜産、農産加工、農業機械などに関する様々な内容の実習を行い、農業全般の理解を図ります。1農場紀伊半島の代表的な自然植生を示し、学術的にも責重な森林・国土保全フィールドです。森林・緑地のもつ多面的な機能や森林資源の有効利用などに関する研究を実施するとともに、森林資源の育成・利用・保全に関する実験や実習を行っています。2演習林16Faculty of Bioresources 2019

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