三重大学 教育学部 2020 学部案内
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小学校一種免許状、中学校一種免許状(音楽)、高校一種免許状(音楽)を取得することができます。努力次第では、他校種・他教科の免許状の取得も可能です。将来のフィールド小学校教諭、中学校教諭、高等学校教諭だけではなく、進学、研究員等、専門領域で研究活動を推進する卒業生もいます。また、公務員や企業に就職する人もいます。学生控室の様子小学校専門音楽(弾き歌いの指導)日本音楽(三味線の実習)ソルフェージュ学校教育教員養成課程初等教育選修(前期3名、後期3名)中等教育選修(前期3名)募集人員音楽教育コース音楽教育コースのある音楽棟は“音楽に溢れる館”、ここで学生たちは日々音楽と向き合い、教師になることを夢見て充実した学生生活を送っています。ふと“音楽とは何か”と考える時、人と音楽と社会環境の密接な関わりの中で活かされる人間の叡智を結集した創造物、これを通して私たち教員も“音楽に内在する力”について学生たちと語り合いながら、学校教育に求められる “音楽の存在する意義”を追い続けています。音楽棟は全室冷暖房を完備、練習室も48室、そこにはアップライトピアノを37台とグランドピアノを6台、その他、学校現場で対応できる多種多様な音楽教材楽器等も揃えています。皆さんが抱く音楽を礎とした“教師への夢”を共に追い求めていきましょう。音楽教育コースでは音楽の教員免許取得のため、声楽やピアノはもちろん、様々な楽器にも触れられます。入学前、私は音楽理論や音楽史についての知識は少ししかありませんでしたが、授業を通して少しずつ学んでいます。22時まで自主練習ができるので、空き時間や放課後、サークルなど課外活動を終えた後でも練習ができます。また、音楽教育コースは少人数なので横の繋がりがしっかりしています。それに加え、新入生歓迎会やコース全員で合唱に取り組む機会など、全体で集まる機会も多いので、縦の繋がりもしっかりしており、困ったときは先輩に手助けしてもらえる良い環境でもあります。音楽・教育等に関心のある方、お待ちしています。兼重 直文 教授かねしげ なおふみ【担当科目】器楽研究、器楽ゼミナール、指揮法、器楽(伴奏法・合奏)ほか【専門分野】器楽(ピアノ)小林 拓雅 さんこばやし たくまさ教員の声学生の声深く広い専門的知識と、理性に根ざした豊かな感性、そして科学的視点を重視した質の高い指導技術を備えた教員の養成を目指しています。また、生涯学習を支援できる柔軟な思考・行動力のある人材の育成を図ります。音楽の本当の面白さを子ども達に伝えることのできる教師になるためにピアノをはじめとする器楽の演奏法、声楽における発声及び歌唱法、それらを基盤とした合奏・合唱及び指揮法と、音楽理論とその発展にある作曲法を体系的に修めることによって、音楽の実技系各分野における専門性を高めます。また、日本音楽の歴史や演奏法、音楽史などを学ぶことにより、様々な価値観や美学に触れ、個性的で柔軟な発想を育みます。さらに、講義やゼミナールで音楽教育学の理論や授業の構成法を学び、授業観察や模擬授業を通して実践的な指導力を身につけます。■音楽教育学教育に関する理論を基盤として、教育課程の構造、授業の構成、教材に関する解釈等について学びます。また、音楽の各分野に関する基礎的知識および技能に基づき、総合的な実践力を身につけます。■作曲・音楽理論音楽を指導する立場にある者は、音楽の構造・成り立ちについて知っていなければなりません。作品に接するにあたり、どのように考えたらよいかを基本から取り組むために、「和声法」「作曲法」等の授業があります。■器楽ピアノに触れることで音楽と親しみ、西洋音楽のバロックから近・現代までの作品の演奏研究を行うとともに、音楽を指導するスキルを身に付けます。また、演奏表現することの喜びを通して、互いに持てる力を育て、これからの音楽教育に求められるものについて、ともに学びます。■声楽基礎発声として裏声と表声の分離・強化と融合および発音との協調運動による声の作りの理論と実践を、そして段階に合わせた様々な歌曲や教科書に掲載されている歌などを、原則グループ形式の授業で学生相互が学び合います。13FACULTY OF EDUCATION 2020

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