三重大学 教育学部 2020 学部案内
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将来のフィールド卒業後はほとんどの学生が小学校や中学校家庭科の教員となりますが、大学院へ進学する学生や公務員または一般企業へ就職する学生もいます。大学院への進学は本学の大学院教育学研究科をお勧めします。調理実習の様子被服構成学の授業の様子食物学実験の授業の様子学校教育教員養成課程初等教育選修(前期4名、推薦3名)中等教育選修(前期5名)募集人員家政教育コース家庭科では、家庭経営、衣食住、保育等の領域の学習を通して、一人一人の人間が自己実現をしながらよりよい生活や人生を送ることについて学びます。また生活を時間的・空間的に幅広く捉え、少子高齢化、環境問題、消費者問題などの社会的課題を視野に入れながら、生活と環境についても広い視野から学びます。そして、実習や実験などの体験的に学ぶ授業、講義や演習などの理論的に深く探求する授業を通して、学んだことを実生活で応用できる実践力や、生活環境を変えることのできる力を持った子どもを育成できるような実力を備えた家庭科教師を育成します。家庭科の深い学びが、きっとあなたの生活や人生も変えてくれることと思います。家政教育コースでは、衣食住を中心とした幅広い領域から「家庭科」について深く学びます。様々な視点から考え、多くの実践を経験することができるため、家庭科教員になるために必要な力を十分に身につけられます。さらに、自らの生活をより良いものにすることができるでしょう。家庭科は日常生活と直結する教科であるため、授業で学んだことを実生活に活かすことができるのもこのコースの魅力です。また、コース全体で行うイベントもあり、同学年はもちろん、先輩・後輩との仲が深まり、強い繋がりが生まれます。皆さんも家政教育コースに入って、一緒に楽しみながら学び、充実した大学生活を送ってみませんか?吉本 敏子 教授よしもと としこ【担当科目】家庭科教育法家庭教材研究、消費者教育論【専門分野】家庭科教育、消費者教育西井 沙弥 さんにしい さや教員の声学生の声家政教育コースでは、人間形成にとって必要な生活の問題を、日々の家庭生活や地域生活に着目して、広範な視点と分野から、理論的・実践的に研究しつつ、それらを家庭科に生かし、新しい時代を担う家庭科教員になることをめざして学びます。広い視野から人間の生活と環境を探求できる教員になるために家政教育コースは、家庭科教育、家庭経営学、被服学、食物学、住居学、保育学の6つの領域からなり、文系・理系どちらの分野の科目も必要なコースです。取得できる免許は小学校教員免許、中学校および高等学校の家庭科教員免許です。そのほかにも、希望すれば学芸員や司書教諭等の資格も取れます。■家庭科教育家庭科教育の理論と専門領域の知識を統合し、よりよい授業実践ができる力を育成します。主な授業科目は、家庭科教育法・家庭教材研究です。■食物学栄養・食品・調理に関する知識を学び、豊かな食生活について考えます。主な授業科目は、栄養学概論・食品学・食品材料学・調理科学・食生活論・調理実習・食物学実験です。■家庭経営学システムとしての生活が安定するための知識を学び、豊かで創造的な生活について考えます。主な授業科目は、生活経営論・家庭経済論・家族関係論・家政学原論・消費者教育論です。■保育学子どもに対する基本的な理解と関わり方を学び、家庭や社会における子育てについて考えます。主な授業科目は、保育学概論・家庭看護学です。■被服学衣生活に関する知識(デザイン・素材・設計・管理・衛生など)を学び、実生活に役立つ教育へ導くことを考えます。主な授業科目は、被服学概論・被服構成学・被服実習・衣生活科学・被服学実験です。■住居学住空間・住生活に関する知識を学び、豊かな住生活について考えます。主な授業科目は、住居学概論・住生活論・住居学実習です。17FACULTY OF EDUCATION 2020

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