三重大学 教育学部 2020 学部案内
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三重大学教育学部での修学の流れ入学時のコース・専攻および選修で免許状の種類が決まります。例えば、国語教育コース・中等選修に入学された方は、卒業時に主に中学校の国語教諭の免許状を取得することができます。ただし、さらに単位を修得することにより例えば小学校の教諭の免許状も取得することができます。前者のように入学時のコース・専攻および選修で決まり、卒業時に取得できる免許状を主免許状といい、後者のように、それ以外の免許状を副免許状といいます。以下に、卒業および免許状取得の流れの概略を説明します(なお、詳細はお問合せください)。教職に関する科目「教職に関する科目」では、教師になるにあたって必要となる教職の意義や教員の役割・教育問題・学校経営などについての一般的な知識を学びます。授業ではグループディスカッションなどを取り入れて考える機会が与えられています。教科に関する科目「教科に関する科目」では、各教育分野の専門的な知識と学校での教育の方法を学びます。その分野の内容と教育法についての深い理解と、それを基にして自ら考える経験が、教師になった時に役に立つと考えています。卒業+教員免許状取得卒業+教員免許状取得教養教育科目・専門教育科目の所定の単位を修得し、介護等体験を修了すれば、卒業と同時に教員免許状(主免許状)が取得できます(ただし、特別支援学校の免許状を取得する場合は、小学校あるいは中学校などの免許状の取得も必要となります。また、高校の免許状については取得条件が若干異なります)。副免許状を取得する場合は、その校種・教科に関する科目の単位を追加して修得するとともに、4年次に2週間の教育実習を行ないます。本学部では、副免許状を含めて、小学校・中学校教諭の免許状を取得する方が多くいます。また、幼児教育コースについては、保育士養成にかかわる所定の単位の修得と保育実習により保育士の資格も取得することができます。卒業研究・ゼミ・演奏・制作4年次には、専門分野について研究し、卒業論文などにまとめたり、コースによっては、集大成として演奏や制作を行います。介護等体験免許状取得の条件として、社会福祉施設と附属特別支援学校での体験が必要です。主に2年次に実施されます。教員採用試験サポート3年次後半から教員採用試験に向けたサポートが実施されます。模擬試験、教職相談、面接・討論練習、実技指導など、サポートは充実しています。教員採用試験受験公立学校については4年次前半に教員採用試験を受験します(希望する校種・教科などの免許状が取得見込みである場合)。私立学校については各学校ごとに募集・採用試験があります。教員採用試験に合格して、卒業と教員免許状の取得ができれば、4月から教員として採用されます。教員採用試験に合格しなかった方も、講師(常勤・非常勤)として4月から教壇に立ち、次年度以降に教員採用試験を受ける方がほとんどです。教育実習3年次9月に教育実習に行きます。教育実習副免許状を取得するには、4年次6月の教育実習も必要となります。近隣の幼稚園・小学校・中学校および附属学校園との連携が盛んに行われており、その中での実践を授業に取り入れています。教員採用大学院への進学・公務員・企業就職専門教育科目は教員免許状取得に必要な科目として「教職に関する科目」と「教科に関する科目」に分かれています。専門教育科目三重大学生として身に着けておいてほしい教養を育むための大学共通の科目です。基本的に1年次に受講します。教養教育科目4年次3年次2年次1年次POINTPOINTPOINTPOINTPOINTPOINTPOINTPOINTPOINT教育学部の授業科目教育学部の授業科目は専門教育科目と教養教育科目から成ります。05FACULTY OF EDUCATION 2020

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