三重大学 2021大学案内
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「教育実地研究基礎」は、1年次に位置づけられている必修科目であり、附属学校園および近隣の小中学校等において、授業参観、学習支援、文化祭支援、イベントのサポートなど、教育に隣接する「現場」に入って子どもたちとのふれあいを通して、自らの学習を発見する体験実践です。この科目をスタートとして、3年次の4週間の教育実習に向けて準備を進めていきます。今日、すべての学校園で、特別支援教育が行われています。支援が必要な子どもたちも、地域の学校園で共に学ぶインクルーシブ教育の重要性も高まっています。この授業では、教員免許を取得する教育学部の学生が、幼・小・中・高・特別支援等、あらゆる教育現場で求められる、子どもたち一人ひとりを支援する意義や指導法の基礎などを学びます。介護等体験に臨む上で大切な基本的姿勢の涵養も目指しています。教師の仕事、役割とはどのようなものでしょうか。教職の導入科目に位置づけられているのが「教職入門」です。教職という仕事の性格・特徴を理解し、また三重で働く教育関係者の講演を通じて、教師がどのような状況の下で日々「教える」という営みを行っているかを学びます。そして、実際の教師の生き方にもふれながら、自分自身にとって教職の持っている意味を問い直します。教育学部ディプロマ・ポリシーに掲げた4つの力を育成するために、本学部ではPBL(Problem/Project based Learning)教育にも力を入れています。PBL教育では、グループで問題解決のための学習計画を立て、学習資源(文献・資料)を選択します。知識伝達型の授業とは異なり、教員は学びの支援者としての姿勢が求められ、学生は自立した学習者としての姿勢が求められます。運動の楽しさや面白さ、精一杯体を動かすことの気持ちよさを味わえる、健康や運動に関する正しい知識と実践力を持つ子ども。本コースではそのような児童、生徒を育てる教員を養成するためのカリキュラム(理論・実技)があります。健康で運動好きな子どもを育てよう!保健体育コース将来、技術立国日本を支える子どもたちを育てるために、ものづくりの楽しさと技術の素晴らしさを伝えることのできる学習指導法と、技術・ものづくり教育の基盤となる理論を学び、技能を身に付けます。ものづくり教育のエキスパートを養成します技術・ものづくり教育コース現在、すべての学校園で特別支援教育は行われています。発達の遅れ、人とのコミュニケーションの苦手さ、学習のつまずき、身体の動きの制約、病状や後遺症の影響など、課題や困難を抱える子どもたち一人ひとりを支援できる教員を養成します。一人ひとりの子どもに応じた個別の支援特別支援教育コース学校教育の日常に横たわる営みに複眼的にアプローチすることで、教育の在り方について理論と実践の両面から専門的能力を培うことを目指します。教育哲学、教育方法学(授業論・生活指導論)、教育経営学等の分野があります。広い視野から学ぶ教育の本質学校教育コース 教育学専攻教育心理学専攻では、学校臨床心理学、学習心理学、社会心理学、認知発達心理学等の心理学の方法論を学び、子どもの育ちを支えるための専門的知識を持つ教師として、学校現場で活躍できる人材の育成を目指します。学校教育に活かせる心理学を学ぼう!学校教育コース 教育心理学専攻乳幼児期は豊かな人間性の基礎を培う重要な時期です。本コースでは、高い専門性と実践力のある幼稚園教諭・保育士を育成するために、講義や演習、実習などを通して必要な専門的知識や方法を体系的に学ぶことができます。「子ども時間」をともに過ごしてみませんか幼児教育コース家庭科教育、家庭経営学、被服学、食物学、住居学、保育学の領域からなります。生活に関わる様々な事象について、広範な視点と分野から理論的・実践的に研究しつつ、それらを家庭科に生かす教員になることをめざして学びます。広い視野から生活と環境を探求する家政教育コース国際化の時代にふさわしい実践的な英語力を身につけるとともに、「英語学」「英米文学」「英語教育」「異文化理解」の観点から英語について総合的に学び、確かな言語感覚、国際感覚に裏打ちされた英語教員を育成します。国際共通語としての英語を教えるために英語教育コース特別支援教育入門PBL教育教育実地研究基礎教育関係者による授業コースの概要特色ある授業STRONG POINTS 〝学校教育教員養成課程のここに注目〞教育学部 学校教育教員養成課程25

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