三重大学 2021大学案内
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Faculty of Bioresources「人類の持続的生存を保障する」、農林水産系学部には、他の学部にはない高い使命があります。「ミクロな遺伝子から地球レベルの環境まで」の幅広い分野をカバーする、他大学にはない独自性豊かな三重大学生物資源学部に入って、「持続可能な未来を創る」科学を学び、共にこの高い使命の担い手となりましょう!生物資源学部は今から30年ほど前、1987年に当時の農学部と水産学部の統合により発足した全国にないユニークな学部です。単独で博士課程をもち、入学定員が260名と農学系では東海・中部の国公立大学の中で最も多く、近畿、中四国を加えても第2位を誇ります。前身を1921年設置の三重高等農林学校とし、100周年を迎える伝統校で、現在、資源循環学科、共生環境学科、生物圏生命化学科、海洋生物資源学科の4学科があり、約70もの教育研究分野で農林水産系におけるほとんどの学問領域をカバーします。また、実習の場である附属教育研究施設として、紀伊・黒潮生命地域フィールドサイエンスセンター(農場、演習林、水産実験所)、そして東海・北陸・近畿地方の国立大学の中では唯一の練習船(勢水丸)を有し、さらに、2016年12月、全国初の附属鯨類研究センターを設置しました。このように、生物資源学部は「山の頂から海の底まで」の文字通り広大なフィールドを教育・研究の対象とし、農林水産業及びその関連産業、すなわち、食料、環境、健康、バイオにかかわる産業の振興を担う人材の育成を目指しています。生物資源学部長奥村 克純学部HPはこちらから奥村学部長と学生たち21世紀の食・環境・バイオを担う人材を育てます生物資源学部資源循環学科共生環境学科生物圏生命化学科海洋生物資源学科アドミッション・ポリシーこのような人を求めますこのような人を育てます・高等学校の教育課程において履修する内容を十分に理解し、高校卒業レベルの知識を有する人。・農林水産学を対象とした専門高校において専門科目を深く学び、優れた成績を修めた人。・入学後の修学に必要な基礎学力としての知識ならびに理解能力を有している人。・生命科学や農林水産学に関わる様々な現象に関心を持ち、生物資源の適正な開発・利用と保全に関心のある人。・自然と人が共生する持続的社会の創出を目指し、社会貢献に対する明確な目的意識を有する人。生物資源学部は、地域に根ざした視点に立ちながらも国際的な視野をもち、自然との共存を図りつつ生物資源の適正な開発・利用と保全を追求するための科学技術に関する教育・研究成果を生み出すことを目指しています。そのために、自然科学分野の基礎知識だけでなく農林水産学、環境科学、生命科学の各分野における専門知識を身に付けることにより、独創性と広い視野を持ち、地域社会だけでなく国際社会にも貢献できる人材の育成を目標にしています。39

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