三重大学教育学部 2022学部案内
19/34

読み聞かせの様子未就園児の会での園庭にある大きなタイヤの遊具園でのお集まりの様子附属幼稚園の園舎幼児教育者は、子どもの豊かな成長と発達に大きな役割を果たしています。このコースでは、高い専門性と実践力のある幼児教育者を育成するために、講義や演習、実習などを通して必要な専門的知識や方法を体系的に学ぶことができます。富田 昌平 教授とみた しょうへい【担当科目】子ども理解の理論と実践、子どもの理解と援助、子ども家庭支援の心理学など【専門分野】幼児心理学、保育学本コースは、幼稚園教員一種免許の取得を目的としています。1年次には、保育者に必要な幅広い教養と基礎知識を身につけます。2年次には、保育の基礎理論を学び、保育参加を通して保育技能を磨きます。3年次には、理論を踏まえた保育実践を、自らが展開することを通して専門性を高めます。4年次には、保育実践を持ち寄り、理論に今一度立ち返ることを通して専門性を深めます。2016(平成28)年度より幼児教育コースに入学した学生は、保育士資格が取得できます。さらに希望によっては、小学校一種、二種の教員免許も取得することができます。幼児教育では、幼児教育学、保育内容、幼児心理学を中心に、子どもの幼児期に関する理論や実践等の学習を通して幼児の望ましい成長・発達について系統的に、また体系的に学ぶことを目的としています。入学後、基礎から専門科目へ、学ぶ主体である学生の学習の興味や関心にそってカリキュラムが構成され、4年間で必要とされる幼児教育に関する学習内容を履修できるようになっています。また、附属幼稚園等での見学や観察、教育実習を通して体験的理解と実践力を身につけることができます。このコースでは幼稚園教諭一種免許状と保育士資格のほか、必要科目の履修により小学校教諭一種または二種免許状の取得が可能です。人間の発達過程のうち、最も著しい時期が幼児期といわれています。この時期の子どもにとって望ましい教育内容や方法、環境のあり方などに、「子どもの最善の利益」の立場に立ってアプローチする領域が幼児教育学です。心身ともに著しい成長を遂げる乳幼児期の子どもの心理的発達について学びます。こころの発達過程について知ることは、子どもの思いをより深く理解することに繋がります。乳幼児の発達に基づいた保育内容(人間関係、言葉、表現、健康、環境)を学びます。具体的な実践や事例から知識や技能を習得するとともに、保育の指導・援助のあり方について考えを深めます。幼児教育コースの卒業生の多くは、幼稚園や保育所を中心に就職していますが、近年では、社会的要請の高い保育所への就職が増えています。また、地方公務員、企業等への就職者も少なくなく、その多くは正規職員として社会進出しています。前期10名幼児教育コースでは、乳幼児の発達や成長、今日の子育て環境の現状など保育に関する様々な専門知識を学ぶことができます。また、実際に附属幼稚園や地域の保育所で子どもたちと触れ合い、実践的に学ぶこともできます。そこでは講義で学んだ知識を活かしてみたり、保育者の方から直接指導を受けたりすることで保育者になるためには欠かせない経験をすることができます。1学年10名程度という少人数であるため、縦のつながりもありコース全体で協力しながら取り組むことができる環境となっています。皆さんもこの幼児教育コースで一緒に楽しく学びましょう。ff■■■■■■■■ff■■■■■■■■■■■■■■■■■教員の声学校教育教員養成課程将来のフィールド募集人員学生の声問芝 羽瑠菜さんといしば はるな幼児教育学幼児心理学保育内容研究子ども時間をともに過ごしてみませんか幼児教育コース

元のページ  ../index.html#19

このブックを見る