三重大学医学部医学科案内
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❺問題基盤型(PBL)チュートリアル教育学生は事前に配布された課題第3学年の9月から第4学年❼共用試験 PBLチュートリアル教育基本的臨床技能教育でProblem-based Learning-Tutorial Educationの12月までの1年4ヶ月間は、学生の自主学習と小人数のグループ学習による問題基盤型学習であるチュートリアル教育が実施されます。本教育は、自ら学習して知識を得る力を養成する教育です。本教育では、医師および医学研究者に求められる学習能力、問題解決能力、科学的思考能力および討論・コミュニケーション能力を修得します。Training for Basic Clinical Skill コミュニケーション、病歴聴取、診察、臨床推論、基本的検査・治療手技、診療録記載に必要な基本的臨床技能を学びます。トレーニングを受けた模擬患者が参加する医療面接実習、多くのシミュレータが設置されたスキルズラボ(臨床技能実習室)を活用した身体診察、Clinical Clerkship月までの期間、本学医学部附属病院と地域の関係教育病院・診療所において、全診療領域でのローテーション型臨床実習に参加します。従来の見学型臨床実習から脱却した診療参加型臨床実習であるクリニカルクラークシップ方式を、本学では他大学に先駆けて導入しています。医療チームの一員として診療に参加することで使命感を育み、患者と病気を理解しながら、実地診療を学んでいきます。医師としての責任感を自覚し、患者の立Common Achievement Testsで学んだ知識は、共用試験実施機構(全国80大学医学部により組織された試験統括機関)によるコンピュータ支援学力試験(Computer-based test, CBT)で評価されます。(4年後期〜5年後期)   (3年後期〜4年後期)症例を使用して自主学習を行い、協同学習を行うチュータータイムに備えます。課題症例は実際の患者診療をもとに、学習教材として再構成された三重大学オリジナルのものです。実際の患者に対する医師と同様に、課題症例に存在する問題点を発見し、解決するための情報収集と推論を議論しながら進めていきます。その学習過程で、基礎医学から臨床医学におよぶ幅広い知識を総合的に修得していきます。(4年前期・後期)基本的検査治療手技実習が行われます。(4年後期)学んだ臨床技能は、共用試験実施評価機構による客観的臨床能力試験(Objective Structured Clinical Examination, OSCE)で評価されます。病院・診療所での臨床実習に参加するためには、共用試験CBT/OSCEに合格しなければなりません。場に立った医療実践を学ぶことを目的としており、指導医の監督の下で一定レベルの医療行為や診療業務に参加します。第5学年終了時には、臨床技能と知識の再評価を行い、成績優秀者を「臨床技能優秀学生」に認定しています。22❻基本的臨床技能教育第4学年では、患者との335544❽臨床実習第4学年1月から第5学年3

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