三重大学 生物資源学部・大学院 生物資源学研究科 学部案内2022
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01「人類の持続的生存を保障する」、農林水産系学部には、国連が掲げた「持続可能な開発目標」SDGsの中心的な担い手としての、他の学部にはない高い使命があります。「ミクロな遺伝子から地球レベルの環境まで」の幅広い分野をカバーする、他大学にはない独自性豊かな三重大学生物資源学部に入って、「持続可能な未来を創る」科学を学び、共にこの高い使命の担い手となりましょう!生物資源学部は今から30年ほど前、1987年に当時の農学部と水産学部の統合により発足した全国にないユニークな学部です。単独で博士課程をもち、入学定員が260名と農学系では東海・中部の国公立大学の中で最も多く、近畿、中四国を加えても第2位を誇ります。前身を1921年設置の三重高等農林学校とし、100周年を迎える伝統校で、現在、資源循環学科、共生環境学科、生物圏生命化学科、海洋生物資源学科の4学科があり、約70もの教育研究分野で農林水産系におけるほとんどの学問領域をカバーしている数少ない大学です。また、実習の場である附属教育研究施設として、紀伊・黒潮生命地域フィールドサイエンスセンター(農場、演習林、水産実験所)、そして東海・北陸・近畿地方の国立大学の中では唯一の練習船(勢水丸)を有し、さらに、2016年12月、全国初の附属鯨類研究センターを設置しました。このように、生物資源学部は「山の頂きから海の底まで」の文字通り広大なフィールドを教育・研究の対象とし、農林水産業およびその関連産業、すなわち、食料、環境、バイオ産業の振興を担う人材の育成を目指しています。本学部では、このような生物資源の生産と利用、その生産を支える環境の維持に貢献できる能力を身につけることを目指しています。「資源循環学科」「共生環境学科」「生物圏生命化学科」「海洋生物資源学科」の4つの学科で、講義、実験などによって、各分野の専門知識を修得するとともに、附属するフィールドサイエンスセンターや練習船での実習やインターンシップなどで、生物資源が生産される現場での体験を積むことによって、広範な視野から生物資源をとらえられるようになります。MESSAGE生物資源学部長奥村 克純海の底まで

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