将来のVISION進学・就職状況/過去2年間の卒業生の進路(学部卒及び大学院修了)工学部で目指す主な進路大学院で学ぶ学部卒業後に、すぐに就職し技術者として活躍するか、さらに大学院(修士課程)で2年間知見を深めた後に就職するかを、選択することになります。多くの企業では修士採用に重点を置くようになり、近年では5~6割の学生が大学院へ進学します。学部卒、修士卒のどちらも、就職希望者は毎年、ほぼ100%就職しています。大学院の博士前期課程(修士)修了後、博士後期課程(博士)に進学すれば、研究所等での基礎研究や大学教員への可能性も開けます。また、工学部では、各コースでの勉学内容が異なるため、就職先も学科ごとに異なる場合が多くあります。詳しい就職状況は、別冊子『工学部案内』を参照して下さい。博士前期課程(修士課程・2年間)博士後期課程(博士課程・3年間)機械工学専攻電気電子工学専攻分子素材工学専攻建築学専攻情報工学専攻物理工学専攻材料科学専攻分子素材工学、機械工学、電気電子工学、物理工学専攻修了者向システム工学専攻情報工学、機械工学、電気電子工学、建築学、物理工学専攻修了者向博士前期課程(修士課程)修了後に、3年間学びます。高校卒業後の4年間での勉強は、授業を受けることが中心です。しかし、学部4年間を終え修士課程への進学後、すなわち大学院では、教授の指導や学生自らの希望により研究テーマを決め、自ら実験や調査、思考などを繰り返して新しい発見をし、学会で発表するという研究活動が日々の中心となります。工学研究科(工学部の大学院)では、修士課程2年間の間に、9割以上の学生が国内学会で発表します。また、大きな研究成果が得られた場合には、国際会議において英語による発表も行っています。大学院工学研究科製造業トヨタ車体、マキタ、豊田自動織機、デンソー、日本特殊陶業、アイシン、クボタ、日本車両製造、大同特殊鋼、ダイキン工業、日本電産、トヨタ自動車、日立製作所、三菱重工業、川崎重工業、日本製鉄、パナソニック、富士電機、本田技研工業、住友電装、三菱電機メカトロニクスソフトウエア、CKD、イビデン、トヨタ紡織、住友理工、豊田鉄工、GSユアサ、スズキ、アイカ工業、マツダ、ブラザー工業、三菱自動車、セントラル硝子、イーテック、ミルボン、ニデック、花王、東海理化、富士通、小糸製作所、デンソーテクノ、ヤマザキマザック、ニチコン電気・ガス・水道業中部電力、リンナイ運輸業JR東海情報通信業NTT西日本、ヤフー学術研究・専門・技術サービス業NTTデータ東海、デンソークリエイト建設業大林組、鹿島建設、北野建設、熊谷組、清水建設、竹中工務店、トヨタT&S建設、一条工務店、住友林業、積水ハウス、大和ハウス工業、ミサワホーム、青島設計、NTTファシリティーズ、JR東海コンサルタンツ、玉野総合コンサルタント、ダイキン工業、ダイダン、日本コンクリート公務員国家公務員、地方公務員大学院進学三重大学大学院、名古屋大学大学院、東北大学大学院、奈良先端科学技術大学院大学、北陸先端科学技術大学院大学、名古屋工業大学大学院、金沢大学大学院、神戸大学大学院など大学院工学研究科 電気電子工学専攻博士前期課程1年大学院工学研究科情報工学専攻博士前期課程2年やりたい事がきっと見つかる!情報工学コースでの学び情報工学コースでは、ソフトウェアやネットワークなど、パソコンやスマートフォンの中にあるような仕組みを学びます。1年生からプログラミングの演習があり、自由テーマでは友人とゲームを作ったりしました。また、座学では効率よくパソコンに処理させる方法や、その理解に必要な数学などを学びます。座学の内容を実際にプログラムで動かせたときは力がついた実感が湧きます。4年生からは研究室に所属します。行き詰まることもありますが、先生や先輩、他研究室の同期にも相談して進めています。あらゆる場面にコンピュータが存在する今、仕組みが気になる方も多いのではないでしょうか。興味のある方はぜひ情報工学コースで学びましょう!電気電子工学コースの魅力は、多彩な研究分野です。ロボット制御や風力発電、半導体やカーボンナノチューブなどの電子材料、通信工学や情報処理など、幅広い分野から自分の取り組む研究テーマを選ぶことができます。講座の種類や実験の機会が豊富なので、グループで相談しながらさまざまな技術にふれるうちに、おもしろいと感じるものがきっと見つかります。私は情報処理研究室で認知症の自動診断システムを開発しています。一見「電気電子の研究なの?」と思われるかもしれませんが、実は基礎研究だけでなく医療や福祉、教育といった多様な現場への応用も研究されているのです。私たちと一緒に電気電子の広い世界を旅してみませんか?学生からのメッセージ工学部 進学・就職状況/大学院で学ぶ/VOICE38
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