人文学部 法律経済学科 3年ベトナムフィールドスタディとは、本学の海外協定校であるホーチミン師範大学（ベトナム）の学生と共に、互いの文化や言葉について学び、興味を持ったテーマについてフィールド調査を行うことにより、異文化について理解を深める海外研修プログラムです。例年、本学学生がベトナムを訪問していますが、2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響によりオンラインで実施しました。ベトナムフィールドスタディベトナムフィールドスタディに参加しようと思ったきっかけを教えてください。2020年の10月頃からドイツに留学する予定でしたが、コロナウイルスの影響で中止となりました。その中で、少しでも海外との繋がりを持ちたいと考えたことと、通常の短期留学では、現地の学生と何かを一緒にする機会は少ないですが、ベトナムフィールドスタディではその経験が得られるということで魅力的に感じ参加しようと思いました。どのようなフィールド調査をされましたか？ベトナムと日本の年間行事の比較を行いました。現地で活動できないためZoomを通して、それぞれの国の年間行事について意見交換をし、最終報告の構成や役割分担など話し合いながら進めていきました。ベトナムフィールドスタディを通じて学んだこと・経験したことを教えてください。ベトナムと日本の年間行事を比較する上で、文化の違いを感じるとともに、政治との関わりについてもとても興味深く感じました。日本では小学校の頃ではあまり、政治に触れる機会はありませんが、ベトナムでは小さい頃から政治に触れる機会が多く、政治関心がとても強いことが面白いと感じました。ベトナムフィールドスタディで困ったことは何ですか？一つには、言語の壁があります。ベトナムの学生は日本語で話してくれていましたが、日本語の難しい表現などが出てくるとなかなか意思疎通が取れないことなどがありました。また通信状況が悪いことがあり、上手く会話ができないこともあり、もどかしさも感じていました。三重大学とホーチミン師範大学の間でギャップを感じた点はどんなところですか？大きくギャップを感じたのは、参加の方法です。今回はすべてZoomで行いました。日本の学生は基本的に、自分の家からひとり一つのデバイスで参加しますが、ベトナムの学生は、映画館やカフェなどから参加したり、一つのデバイスに2.3人が登場していたりと、とても自由な参加をしていて、驚きました。海外留学・語学研修を考えている学生にメッセージをお願いします。今の状況では、思う存分留学を楽しむということは難しいと思います。しかし国際交流センターでは色々な企画を用意してくださったり、今後の留学・語学研修について相談に乗ってくださるので、諦めることなく留学・語学研修に行きたいという気持ちを持ち続けてください。一緒に頑張りましょう！INTERVIEWベトナムフィールドスタディ 参加者へのインタビュー国際交流センターでは、国際交流DAYSと称し、留学生と三重大生が交流する場を提供するなど、学生たちが国際感覚を身に着けるイベントを企画・運営しています。2020年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、海外留学や語学研修等が思うように実施できない状況でしたが、更なる国際交流を目的に、12月から1月にかけて、オンラインでの様々な講演会や交流イベントを開催しました。国際交流DAYS国際交流センター教育学部施設部施設企画チーム講演会講演会講演会交流会講演会講演会国連創設75周年記念 in 三重大学 根本かおる氏 講演会Lunch Time NY韓国映画と音楽タスマニア大学学生との交流会オンライン講演会「世界の日本語教育～ベトナム編～」三重大学レーモンドホールリモートレクチャー「ノエミ＆アントニン・レーモンド 祖父母の想い出」主催形式イベント・プログラム名国連創設75周年記念 in 三重大学 根本かおる氏（国連広報センター所長）講演会国際広報センター所長である根本かおる氏をお招きし、『SDGsを羅針盤に、世界を転換する～ SDGsを自分事に、あなたもチェンジメーカーに～』をテーマにオンライン講演会を実施しました。三重大学が推し進めている「持続的可能な開発目標」（SDGｓ）を基盤とした教育について考える非常に良い機会となりました。タスマニア大学とのオンライン交流会主な国際交流DAYSオンラインイベント一覧本学の海外協定校であるタスマニア大学（オーストラリア）とオンライン交流会を実施しました。1996年にタスマニア大学と大学間協定を締結して以来、ほぼ毎年本学から交換留学生を派遣しています。本イベントは、本学学生とタスマニア大学の学生の交流促進を目的とするもので、グループに分かれ、それぞれの国の文化や学生生活等について活発な交流を行いました。コロナ渦で希望していた海外留学が叶わず、留学生と共に学ぶ国際共修の機会が減ってきている中、国際交流を望む学生にとって、とても貴重な経験となりました。64
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