三重大学 教育学部 2023学部案内
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学生控室の様子小学校専門音楽(弾き歌いの指導)日本音楽(三味線の実習)ソルフェージュ学校教育教員養成課程兼重 直文 特任教授かねしげ なおふみ【担当科目】器楽研究、器楽ゼミナール、指揮法、器楽(伴奏法・合奏)ほか【専門分野】器楽(ピアノ)取得できる免許教員の声音楽教育学作曲・音楽理論学生の声器楽声楽募集人員小学校一種免許状、中学校一種免許状(音楽)、高校一種免許状(音楽)を取得することができます。努力次第では、他校種・他教科の免許状の取得も可能です。教育に関する理論を基盤として、教育課程の構造、授業の構成、教材に関する解釈等について学びます。また、音楽の各分野に関する基礎的知識および技能に基づき、総合的な実践力を身につけます。音楽を指導する立場にある者は、音楽の構造・成り立ちについて知っていなければなりません。作品に接するにあたり、どのように考えたらよいかを基本から取り組むために、「和声法」「作曲法」等の授業があります。10FACULTY OF EDUCATION 2023ピアノをはじめとする器楽の演奏法、声楽における発声及び歌唱法、それらを基盤とした合奏・合唱及び指揮法と、音楽理論とその発展にある作曲法を体系的に修めることによって、音楽の実技系各分野における専門性を高めます。また、日本音楽の歴史や演奏法、音楽史などを学ぶことにより、様々な価値観や美学に触れ、個性的で柔軟な発想を育みます。さらに、講義やゼミナールで音楽教育学の理論や授業の構成法を学び、授業観察や模擬授業を通して実践的な指導力を身につけます。音楽教育コースのある音楽棟は“音楽に溢れる館”、ここで学生たちは日々音楽と向き合い、教師になることを夢見て充実した学生生活を送っています。ふと“音楽とは何か”と考える時、人と音楽と社会環境の密接な関わりの中で活かされる人間の叡智を結集した創造物、これを通して私たち教員も“音楽に内在する力”について学生たちと語り合いながら、学校教育に求められる“音楽の存在する意義”を追い続けています。音楽棟は全室冷暖房を完備、練習室も48室、そこにはアップライトピアノを37台とグランドピアノを6台、その他、学校現場で対応できる多種多様な音楽教材楽器等も揃えています。皆さんが抱く音楽を礎とした“教師への夢”を共に追い求めていきましょう。初等教育選修は小学校、中等教育選修は中学校(音楽)の免許を取得します。ただし選修に関わらず、ほとんどの学生が両免許を取得しています。また、高校(音楽)の免許を取得する学生もいます。音楽教育コースでは、小学校と中学校(音楽)を取得したうえで他校種や他教科の免許を取得する方が多いです。ピアノに触れることで音楽と親しみ、西洋音楽のバロックから近・現代までの作品の演奏研究を行うとともに、音楽を指導するスキルを身に付けます。また、演奏表現することの喜びを通して、互いに持てる力を育て、これからの音楽教育に求められるものについて、ともに学びます。基礎発声として裏声と表声の分離・強化と融合および発音との協調運動による声の作りの理論と実践を、そして段階に合わせた様々な歌曲や教科書に掲載されている歌などを、原則グループ形式の授業で学生相互が学び合います。音楽教育コースではピアノや声楽などの実技科目のみならず、音楽における様々な分野に触れることで、教育現場はもちろん、社会の中で広く音楽を生かしていく力を身につけることができます。各先生方から丁寧なご指導を受けられる為、初めて学ぶ分野についても心配無用です。また、1学年あたりの人数が少ない為に縦・横の繋がりが強いことも音楽教育コースの魅力です。情熱を持って音楽を学ぶ仲間と互いに切磋琢磨しながら自分を磨き、充実した学校生活を送ることができます。「子どもたちに音楽の素晴らしさを伝えたい」という思いをお持ちの方、是非音楽教育コースで私たちと一緒に夢を叶えませんか?初等教育選修(前期4名、後期3名)、中等教育選修(前期3名)深く広い専門的知識と、理性に根ざした豊かな感性、そして科学的視点を重視した質の高い指導技術を備えた教員の養成を目指しています。また、生涯学習を支援できる柔軟な思考・行動力のある人材の育成を図ります。高井 夏葵さんたかい なつき音楽の本当の面白さを子ども達に伝えることのできる教師になるために音楽教育コース

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