三重大学 教育学部 2023学部案内
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美術史授業風景彫刻教室制作風景授業風景:デザイン絵画の授業から学校教育教員養成課程上山 浩 教授うえやま ひろし【担当科目】造形メディア基礎演習、初等教科教育法(図工)、美術科教育法など【専門分野】美術教育学取得できる免許美術理論・美術史学生の声絵画彫刻デザイン美術教育FACULTY OF EDUCATION 2023募集人員初等教育選修(前期6名)、中等教育選修(前期3名)11教育学部の特色を生かして制作と理論の両方の力量を獲得できるのが特色です。1年次から絵画、彫刻、デザイン、工芸、美術史・美術理論の各分野の専門的な制作と理論が学べます。3年次からは、卒業制作か卒業論文のいずれかのコースを選択し、専門的な研究を行います。卒業生の多くは、小学校・中学校(美術)・高等学校(美術)の教員になります。その他に、デザイン関係の企業等に就職する学生もいます。教員の声美術教育コースでは、美術と美術教育を学ぶための充実したカリキュラムが組まれています。1年次は美術館での子供の活動の企画・実施、2年次は美術展の企画・運営、3年次は作品制作または理論による副研究、4年次は卒業研究と卒業制作展開催と美術・美術教育の様々な経験から、実践力と理論を発揮できる力を身につけます。それを支えるのが1年次から始まる美術の専門分野(絵画・彫刻・デザイン・工芸・美術史・美術理論)の専門的な学習と教科教育法の授業と教育実習等の美術教育の学びであることは言うまでもありません。学年を超えた繋がりや、学生と教員の懇切な関わりも魅力の一つです。デッサン、透明水彩による着彩、油彩による西洋古典絵画技法、アクリルエマルジョンを用いた混合技法など様々な表現を体験し、多種多様な画材と素材に臨機応変に対応できる自由な発想力を養い、各自の表現のバリエーションを広げていきます。個々の学生の資質に合わせた幅広い分野の立体造形の授業を行っています。実技制作と平行してスライドレクチャーを行い、表現についての知識を深め、時代や歴史的な観点をふまえたうえでの自己表現を目指しています。基礎造形のうち平面及び立体の構成を中心にした課題や、CGを使った実践的なデザインワークから、デザインに必要な理論、思考法、技法、色彩学を学び、デザインとは何か、作品制作を通して考察していきます。美術教育で重視されつつある「鑑賞」という視点から、美術の理念・概念・歴史などを学修します。それによって、美術を生み出すものが、単に感性ではなく、様式の変化や時代精神、民族性、あるいは個人の才能などさまざまな要因によることを学びます。美術教育のありようには決まった答えはありません。それは、子どもと教師が共に創造していくのです。この高度な実践的指導力を、講義や演習による理論研究と、実地や実習による実践研究との結合により獲得していきます。初等教育選修は小学校、中等教育選修は中学校(美術)の免許を取得します。その他、必要な単位を取得して、選修に関わらず小・中両方の免許や、高校(美術)、中学校(他教科)、特別支援学校、幼稚園の免許や、学芸員資格が取得できます。私が美術教育コースに入って良かったことは二つあります。まずは1年次から専門科目を学べる点。美術教育だけでなく、絵画、デザイン、彫刻、工芸、美術史を基礎から学ぶので、美術における専門性と子供に向き合う力を同時に高められます。そしてもう一つは、かけがえのない同期の仲間に出会えた点です。このコースでは実技授業の他に美術館でのワークショップを企画したり、合宿研修で本物の作品に触れることができます。そんな様々な経験を通してお互いを刺激し合えた経験は卒業しても自分の糧になり続けると思います。美術、教育を真剣に学びたいあなたに会えることを楽しみにしています。美術の制作と理論の追究、美術教育の実践と理論の探究、というそれぞれの力量を高め統合した専門的能力を身につけるとともに、学校や社会教育現場で求められる高度な実践力を備えた教育者を養成します。伊藤 真央さんいとう まお美術の力と魅力!それを知りそれを活かす教育の途がここにあります美術教育コース

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