三重大学 教育学部 2023学部案内
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コースの学位記授与こどもまつり(大学祭)ボランティア活動の様子教育実習に向けた園芸活動学校教育教員養成課程菊池 紀彦 教授きくち としひこ【担当科目】特別支援教育概論など【専門分野】障害児心理学取得できる免許教員の専門分野について学生の活動について学生の声在学生の声募集人員前期11名、後期7名特別支援教育コースには、5名の教員がいます。教育学担当の教員が2名、医学担当の教員が1名、心理学担当の教員が2名です。免許状に対応する「知的障害」「肢体不自由」「病弱」の分野について学ぶほか、「発達障害」「重度重複障害」「視覚障害」「聴覚障害」などについても学びます。5名の教員で複数の分野をカバーしています。その分、学生と教員が接する機会が多いのが当コースの特徴です。特別支援教育コースの学生は、1年次からさまざまなボランティア活動を行っています。大学祭においては、特別支援学校等の児童生徒を招待し、「こどもまつり」(写真参照)を企画しています。学修だけでなく課外活動も充実しているのが本コースの特徴です。16FACULTY OF EDUCATION 2023全ての教育機関(幼稚園、小学校、中学校、高等学校等)において、特別支援教育が行われています。特別支援学校のみならず、地域の学校園にも特別な教育的ニーズを有する子どもが多く在籍しています。現在、ほとんどの学校園には「特別支援教育コーディネーター」という役割の教員がいます。すべての子どもたちの教育を支える上で、特別支援教育は欠かすことのできない基盤であり、そのプロフェッショナルとして現場で活躍できる教員を養成しています。教員の声特別支援教育コースでは、特別な教育的支援を必要とする幼児児童生徒やその保護者に対して、個人と環境の相互関係の視点に基づいた適切な支援を行うことのできる力、教育・心理・医療・福祉の関係機関の連携と協力を実現し、乳幼児期から学校卒業後までの長期的な視点から総合的支援を行うことのできる力、を培うことを目的とした授業を展開しています。幼児児童生徒の心に寄り添い、望ましい支援や指導の在り方について、教員・学生相互の議論を通して学ぶことができます。小学校あるいは中学校の免許を取得します。加えて、特別支援学校の免許の取得が必須ですので、本コースでは、必ず2つの免許(小学校+特別支援学校、中学校+特別支援学校)を取得します。その他、幼稚園や高校の免許の取得も可能です。 ◎医学・教育・心理の専門教員から熱意溢れる講義を受けられます。そのため、特別支援教育について多角的に学ぶことができ自分自身の視野を広げることができます。加えて、実践現場での様々な人との関わりもあり、専門知識に限らず柔軟性を身につけられるところも魅力の1つです。奥が深い特別支援教育を共に学びませんか。 (石田理子)◎特別支援教育コースでは、新たな発見をすることができます。私は、手話に興味を持ち、大学の手話講座に出席したり、聾学校にボランティアに行きました。障がいのある方がより身近に感じられ、自分に何ができるか積極的に考えるようになりました。 (清水舞)◎施設や学校の訪問、ボランティア活動など様々な経験を重ね、特別支援教育について学んでいます。多くの人々との直接的な関わりによって多くの刺激を受けながら、優しい先生方や仲間とともに深く学べるのが私たちのコースの魅力です。 (中村真子)私は基礎免許を中学校の国語科にしています。特別支援教育コースでは、特別支援の専門的な分野が学べることに加え、自分の学びたい校種についても免許が取得できます。また、本コースでは一人ひとりに目を向け、それぞれのニーズに応えるための知識を学び、考えていきます。そのため、障害をテーマに学ぶだけではなく差別や虐待問題など、幅広いテーマが授業で取り上げられ、それらの関係性について学ぶことができます。その他、講義内で学ぶだけではなく自主的にボランティアに参加できる機会が多く、自分たちでボランティア活動を企画することもあり、実践的に学べることがこのコースの特徴です。 子ども一人ひとりの特別な教育的ニーズ(発達の遅れ、他者とのかかわりの苦手さ、学習のつまずき、身体の動きの制約、疾患による制約や後遺症の影響など)に目を向け、適切な支援ができる教員等を育成するコースです。■坂 希さんおうさか のぞみ基礎免許(小学校/中学校)と、特別支援学校の免許状、両方の取得を目指すコースです特別支援教育コース

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