三重大学 教育学部 2023学部案内
5/34

FACULTY OF EDUCATION 202303教育学部には、教育・研究・実践の補完施設として、4つの附属学校園(幼稚園・小学校・中学校・特別支援学校)と、附属教職支援センターがあります。3、4年次の教育実習は、主として4つの附属学校園で行われます。教育実習は、授業への取り組み方・教師観・子ども観・保護者観などの、それまでの学習成果について、再検討や反省をする貴重な体験です。そして、生きた教育の場で得られる多くの経験は、「教師になる」ということを再認識させ、勉学へのモチベーションを高める機会でもあります。教育学部に隣接する学校園と連携して、学力向上・理科実験・体育活動・食教育等に関する教育活動を支援することを通して、学生の幅広い教育力の向上に努めています。教科及び教職に関する専門的科目の学習以外にも、学校現場での実地的な学習と省察を通して、実践的な教育力を身につけることが求められています。そのために、1年次の必修科目である「教育実地研究基礎」を始めとして、4年間を通した系統的な学校現場体験及び教育実習によって、教育現場に通用する教育実践力を、計画的に身につけるカリキュラムが用意されています。学校現場に多くの外国人が通学する地域の特徴に応えるため、本学部では国際的な視野を持つ教員の養成をめざし、オークランド大学(ニュージーランド)や文藻外語大学(台湾)をはじめ多くの海外大学での教育に接する機会や、交換留学の機会を提供しています。教育学部の北に隣接する一身田校区の4校(栗真小、白塚小、一身田小、一身田中)及び南に隣接する橋北校区の5校園(南立誠幼、北立誠小、南立誠小、西が丘小、橋北中)と連携して、各学校園の教育活動を支援するとともに、学生の教育実践力の育成をはかる取り組みが平成18年度から進められています。また平成29年には東紀州サテライト教育学舎を立ち上げ、教育支援を行うことで、地域で活躍する人材を育成しようとしています。国語教育コースでは、日本語教育に関する科目も開講し、日本語を母語としない人たちへの日本語教育の基礎力を持った人材を育成します。また、本学部では、海外の大学と提携して国際的な視野をもつ教員養成に力を入れており、オークランド大学や文藻外語大学の研修プログラムを実施しています。さらに遠隔通信システムを利用した異文化コミュニケーション能力の育成など、様々な実践的な取組を行っています。地域との連携をはかる!教育実践力を育成するカリキュラム生きた教育を経験する教育実習国際展開をはかる!地域の学校・社会との連携教育環境の充実国際的TOPICSトピックス

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る