三重大学 生物資源学部・大学院 生物資源学研究科 学部案内2023
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■■■■■■■■■■■■■ ц【沿革】大正10(1921) 三重高等農林学校設置昭和24(1949) 三重大学農学部(農学科、農業土木学科、林学科、農産製造学科)設置         附属施設として農学 部附属農場および演習林を設置(前身学校は、三重農林専門学校)昭和47(1972) 三重県立大学から水産学部を移管し、水産学部を設立昭和62(1987) 生物資源学部(生物資源学科)設置(農学部、水産学部を統合改組)         生物資源学部附属農場、同附属演習林、同附属水産実験所、同附属練習船勢水丸設置平成 3(1991) 大学院生物資源学研究科博士課程設置平成12(2000) 生物資源学部資源循環学科、共生環境学科         生物圏生命科学科設置(生物資源学科を改組)平成14(2002) 生物資源学部附属紀伊・黒潮生命地域フィールドサイエンスセンター設置         (生物資源学部附属農場同附属演習林、同附属水産実験所を改組)平成18(2006) 大学院大学化にともない、大学院生物資源学研究科に改組平成29(2017) 生物資源学部生物圏生命化学科・海洋生物資源学科設置(生物圏生命科学科を廃止)令和 3(2021) 創立100周年 三翠会館は、三重大学の母体である三重高等農林学校の開校10周年記念事業として昭和11年に建築。その際に植えられたポンドサイプレスという木は県内唯一とも言われています。 昭和戦前期に建てられた、地方の木造公共建築の特色をよく留めていることから、平成14年に国の登録有形文化財に指定され、開学50周年記念事業の一環として、「歴史から学べる記念館」をコンセプトに大改修工事を竣工。 館内には農林学校時代から現代にいたるまでの、あらゆるものが並び、当時の学生には懐かしい思い出を、今の学生には新鮮な驚きを与えてくれます。(三重高等農林學校農場の給水井戸) 昭和26(1951)年に、旧三重県立大学図書館として、津市大谷町に建設された木造平屋建ての図書館。 昭和44(1969)年に旧三重県立大学の移転 にともなって、保存されることになり、現在地に移築されました。 その後、水 産学部の食堂、生物資源学部の倉庫などとして利用されましたが、平成26(2014) 年の耐震補強工事の実施を機に、保存設計者アントニン・レーモンドにちなんで、「レーモンドホール」と改称・開館。三翠会館に続く二つ目の登録有形文化財となっています。 三重高等農林學校は大正11年、第1回の入学生を迎えますが、その時点で実験農場は未整備のままでした。 低湿地、塩害地であった土地を改良するために教官と学生が一丸となって農場設備の前提となる用水確保に向けた井戸の掘削を行いました。 大正13年に完成したこの井戸は、毎時72㎥の真水を供給し、長年にわたって農場に十分な水量を確保してきたことから、いつしか「不渇の井戸」と呼ばれるようになり、現在も実験圃場への灌漑設備として活用されています。 平成28年度には、公益社団法人土木学会が行う「土木学会選奨土木遺産」に認定されました。本学部・研究科は1921年に三重高等農林学校として設置されて以来、2021年12月をもって100周年を迎えました。卒業生や同窓会をはじめとした学部・研究科に関係する皆様とのネットワーク強化などを進め、三重大学生物資源学部・大学院生物資源学研究科をさらに美しい、誇れる、元気な、魅力ある学部・研究科にしていきたいと思います! 三翠会館レーモンドホール不渇の井戸ththAnniversaryAnniversary

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