三重大学 教育学部 学部案内2026
14/36

学生控室の様子小学校専門音楽(弾き歌いの指導)日本音楽(三味線の実習)ソルフェージュさくらい けんとうえのぼう こうや学 生 の 声● 櫻井 健人 さん器 楽声 楽音 楽 教 育 学作 曲・音 楽 理 論音楽の本当の面白さを子ども達に伝えることのできる教師になるために[ 募集人員 ]初等教育選修(前期4名、後期3名)、中等教育選修(前期3名)教 員 の 声● 上ノ坊 航也 准教授12 FACULTY OF EDUCATION 2026学 校 教 育 教 員 養 成 課 程取得できる免許深く広い専門的知識と、理性に根ざした豊かな感性、そして科学的視点を重視した質の高い指導技術を備えた教員の養成を目指しています。また、生涯学習を支援できる柔軟な思考・行動力のある人材の育成を図ります。【担当科目】声楽研究、声楽ゼミナール、合唱、小学校専門音楽 など【専門分野】声楽・オペラ ピアノに触れることで音楽と親しみ、西洋音楽のバロックから近・現代までの作品の演奏研究を行うとともに、音楽を指導するスキルを身に付けます。また、演奏表現することの喜びを通して、互いに持てる力を育て、これからの音楽教育に求められるものについて、ともに学びます。 基礎発声として裏声と表声の分離・強化と融合および発音との協調運動による声の作りの理論と実践を、そして段階に合わせた様々な歌曲や教科書に掲載されている歌などを、原則グループ形式の授業で学生相互が学び合います。 音楽教育コースでは、ピアノや声楽といった実技科目から作曲や音楽理論、また教師としての必要な基礎知識、指導法などを学びます。1年生から実際に学校現場に出て活動する機会もあり、学んだことをどう指導現場で生かしていけるか実践できます。 音楽教育コースは、音楽とは何か、音楽を学ぶ意義といった根本の部分について考えることができます。1学年の人数は少ないですが、少ないからこそ、同期や先輩などと意見を交換し合い、お互いに成長することができます。 将来教員になりたい方や音楽の楽しさを子ども達に伝えたい方、ぜひ私たちと一緒に音楽教育コースで学びませんか。 「音の三要素」という言葉を聞いたことがありますか?音は「音程・音量・音色」の三つの要素から成り立っています。学校現場では、音楽の授業をはじめ、卒業式や文化祭など色々な場面で仲間と「合唱」をする機会がありますが、素敵な合唱を目指すことは本当に難しいことなのです。他人と一つのことを揃えるだけでも大変なのに、「音程・音量・音色」の三つが必ず揃っていないと音が一つにならないのです。しかし逆に言えば、この三つが揃うだけで素敵な演奏に繋がるということです。音楽は実は単純なのかもしれませんね。 音楽教育コースでは音楽における各専門分野と教育を学び、教育現場などで支援活動等を実践することにより、「音楽」を子どもたちに伝えることのできる人材の育成を目指しています。ほぼ自由に使用できる全室冷暖房完備の48室ある練習室、37台のアップライトピアノや6台のグランドピアノ、多種多様な教育楽器、そして歌声があふれる音楽棟で、一緒に音楽をし、音楽や教 育について語りましょう初等教育選修は小学校、中等教育選修は中学校(音楽)の免許を取得します。音楽教育コースでは、ほとんどの学生が選修に関わらず両方の免許を取得しています。また、高校(音楽)の免許を取得する学生もいます。音楽教育コースは、小学校と中学校(音楽)の免許を取得したうえで中学校(他教科)や幼稚園、特別支援など他校種の免許を取得する学生もいます。小学校一種免許状、中学校一種免許状(音楽)、高校一種免許状(音楽)を取得することができます。努力次第では、他校種・他教科の免許状の取得も可能です。 教育に関する理論を基盤として、教育課程の構造、授業の構成、教材に関する解釈等について学びます。また、音楽の各分野に関する基礎的知識および技能に基づき、総合的な実践力を身につけます。 楽を指導する立場にある者は、音楽の構造・成り立ちについて知っていなければなりません。作品に接するにあたり、どのように考えたらよいかを基本から取り組むために、「和声法」「作曲法」等の授業があります。ピアノをはじめとする器楽の演奏法、声楽における発声及び歌唱法、それらを基盤とした合奏・合唱及び指揮法と、音楽理論とその発展にある作曲法を体系的に修めることによって、音楽の実技系各分野における専門性を高めます。また、日本音楽の歴史や演奏法、音楽史などを学ぶことにより、様々な価値観や美学に触れ、個性的で柔軟な発想を育みます。さらに、講義やゼミナールで音楽教育学の理論や授業の構成法を学び、授業観察や模擬授業を通して実践的な指導力を身につけます。音楽教育コース

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る