生物資源学部生物資源学科/海洋生物資源学コース生物資源学科44調査・観測船に乗船するための知識を得ることを目的として、船内生活や船内諸設備の見学に始まり、気象観測、結索方法、航海機器の理解、航海当直、外洋航行、出入港作業、機関実習などの実習を行います。海洋観測や生物採集、漁労作業のような現場研究活動の第一歩となる実習であり、船という限られた空間での共同生活の中から、自分自身の役 割を果たす責 任 感 、集 団のルールや協調 性などが 育まれます。鳥羽市小浜町の漁港のすぐ近くに水産実験所があります。目の前にはマアジやブリが泳ぎ、マナマコやマダコが彷徨い、スナメリ等の鯨類が躍動する豊かな生態系を有する海が広がっています。周辺の海域ではアワビやサザエ等を漁獲する海女漁業や日本有数の水揚を誇るイセエビ漁等様々な漁業が営まれています。このような立地を活かし、充実した海洋教育と、海洋生物や漁業生産を対象とした研究活動を行っています。また、水産実験所がある鳥羽市周辺には大学や国公立の水産研究所、博物館・水族館等海洋に関連した多数の教育研究機関があり、このような機関との共同で海とそこに棲む生物を対象とした教育研究活動を展開し、地域に根ざした海洋・水産学の拠点を目指しています。ともに、それらを増やし育てる技術、保全、資源としての持続的利プランクトンから魚介類・鯨類、藻類などにいたる多様な水生生物について、遺伝子レベルから生態系レベルまでの基礎を学ぶと用や流通のあり方を学びます。また、海洋環境やそれに密接にかかわる気候変動・異常気象なども対象とし、海洋における生物と環境との関係を理解し、多様な視点から海洋生物資源について総合的に学びます。特色ある授業STRONG POINTS *海洋生物資源学コースのここに注目*松田 浩一 教授 水産実験所乗船実習(勢水丸)海、生産現場に近い教育研究フィールド 海洋生物資源学コース □海洋生物資源学専修
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