岩手県立大学盛岡短期大学部 入学案内2019
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教育・研究クローズアップ!基礎数理CAD検定資格取得の取組テキスタイルデザイン論ファッションデザインコンテスト生活デザイン専攻で学ぶ「基礎数理」は、建築やインテリアに係わる数学・理科の内容を、デザイン教育を通して実践しています。写真は、12 cmの立方体を切断し、切断したパーツを自分で好きな形に組み立てるというものです。なお、12 cmは整数で割り切れやすく、2、3、4、5、6で割ってもmm単位で作成できるというメリットがある数値です。このように、ものづくりと数学や理科とを関連づけて授業を実践しています。CADとは、コンピュータを用いた設計・製図のこと。1年次後期の「CADⅠ演習」と2年次前期の「CADⅡ演習」ではCADソフトを使って図面を作成する技術を学び、建築CAD検定3級合格を目指します。この資格は建築業界への就職を目指している学生には、大きなメリットとなる資格の1つです。毎年、2年次の夏に受験し、平成26年以降は合格率100%を達成。29年には主催者の全国建築CAD連盟より、3級の優秀団体賞を授与されました。テキスタイルは、布やその素材を表す言葉です。授業では、ファッションやインテリアに関わる様々な繊維素材に触れ、その成り立ちや風合いを知るところから始まり、染色や織り、編みなどの技法を理解し、テキスタイルと最終作品のマッチングまで考えていきます。また、テキスタイルデザイナーと織物産地のコラボレーションを取り上げ、テキスタイルを表現媒体とする個性ある作品を鑑賞することにより美的感覚が磨かれます。「ファッション造形」「基礎造形」「色彩とデザイン」の3科目を履修することにより、オリジナルファッションデザインをデザイン画に表現するスキルの習得を目指しています。その成果を披露できる舞台の一つが「北いわて学生デザインファッションショー」です。毎年多くの学生が応募し、最優秀作品賞や優秀作品賞に選ばれています。受賞作品は岩手県北地域の縫製業者によって製作され、ファッションショーで発表されます。生活デザイン専攻の学びのテーマは「衣」と「住」。どんな教育・研究が行われているかご紹介します。第5回北いわて学生デザイン入賞作品07生活科学科/生活デザイン専攻

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