岩手県立大学盛岡短期大学部 入学案内2019
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教育・研究クローズアップ!食物栄養学専攻では、食に関わる教育・研究活動に取り組んでいます。実験や実習、特色ある活動をご紹介します。実験弁当開発プロジェクト実習オープンラボ「食品学」「栄養学」「調理学」「食品衛生学」「解剖生理学」で学んだ理論を裏付けるため、それぞれに対応した実験の科目があり、学生は自ら検証しながら科学的根拠に基づいた知識と技術を得ることができます。様々な実験に対応できるよう、学内の設備や機器は充実しています。実験を通して、試薬の扱い方、分析機器の操作方法などの基本的な手法と、結果を分析してレポートにまとめるスキルの習得も目指しています。平成29年10月から12月にかけて、食物栄養学専攻の学生有志が監修した4種類の弁当が、県内のイオン店舗で販売されました。材料には鶏肉や雑穀など県産品を用い、栄養バランスがよく、エネルギーと食塩の量は控えめ。これまでに学んだ知識を駆使して完成させたものです。企業との共同開発には数年前から取り組んでおり、商品の企画・開発から店頭での手売りまで学生自らが実践。貴重な学びの機会となっています。日本料理をはじめ世界各国の料理をテーマに調理方法を学ぶ「調理学実習」、乳児から高齢者までライフステージ別の栄養管理を学ぶ「応用栄養学実習」、疾病ごとの食事や栄養管理の方法を学ぶ「臨床栄養学実習」、大量調理の手法と、現場の調理員への的確な指示や経費の管理などマネジメント力を身につける「給食管理実習」。これらの実習を2年間で段階的に行うことにより、様々な現場に対応できる実践力を養います。盛岡短期大学部では、高校生や入学希望者を対象に、各学科・専攻の授業を体験するオープンラボ(サマーセミナー)を開催しています(事前に申し込みが必要)。食物栄養学専攻が平成29年に実施したテーマは「高校生の食生活の現状と牛乳・乳製品との関連 ―学んで作って食べてみよう!!―」。参加者は講義で牛乳・乳製品について学び、学生から食育を受け、調理実習と試食を行いました。参加者は食について学ぶ意義と楽しさを体感していました。09生活科学科/食物栄養学専攻

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