岩手県立大学盛岡短期大学部 入学案内2020
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在学生メッセージMessage主に「衣」と「住」に関わる分野について学ぶ生活デザイン専攻。先輩たちはどんなことに関心を持ち、どんな目標に向かっているのか、聞いてみました。内田信平准教授は、平成26年度から宮古市との協働で、中心市街地の活性化に向けた市民参加型のまちづくりに取り組んでいます。市民組織「まちづくり市民会議」を形成し、どのような工夫をしてまちに賑わいを創出するか、市民がワークショップ形式でアイディアを出し合い、平成28年度からはアイディアを実践する場として多彩なイベントを開催しています。この取組が目指しているのは、参加した市民が当事者となり、自分たちの手でまちを育てるという意識の醸成。ワークショップにはゼミ生も参加し、「まち育て」の現場に立ち会います。学生たちは生きた学びを得て、それぞれにテーマを見出し、その成果を卒業研究にまとめます。絵を描くのが好きで、パッケージデザインに興味を持っていましたが、インテリアデザインやファッションにも関心があり、「衣」と「住」の基礎を学べる生活デザイン専攻に進学しました。多様性を尊重するデザインを考える「ユニバーサルデザイン論」や、盛岡市鉈屋町の町家をテーマにした「住文化論」など、学ぶおもしろさを実感できる授業はたくさんあります。生活科学科と白石食品工業㈱のコラボパン開発では、自分が描いたパッケージデザインが選ばれ、思いがけず大きなチャンスを得ることができました。将来的には地元の気仙沼に戻り、復興に向かって歩む町に、誰もが集えるカフェをつくろうと思っています。短大で学んだことを役立てて、夢を実現させたいです。2年 瀧たきかわ川 優ゆうな水 (宮城県気仙沼高校卒)平成31年3月卒 青あおき木 咲さりお里央 (岩手県立盛岡北高校卒)生活デザイン専攻に入学した当初は、大学への編入学も視野に入れていましたが、学びを深めるうちに「衣」の分野への関心が高まっていきました。デザイン画を描くたびに感性が磨かれていきますし、「ファッション造形実習」では、ミシンに触れるところから始まり、ブラウスやスカートなど3着の洋服を仕上げるまでに技術を身につけることができました。アパレル業界に絞って就職活動をした結果、もともと自分が好きなブランドを扱っている外資系ファッション企業への就職が決まりました。接客・販売からスタートし、様々なキャリアを目指すことができます。流行を先読みするセンスや、マーケティングの知識、経営感覚を身につけて、バイヤーになるのが今の夢です。研究室紹介ワークショップを通して市民主体のまちづくりを進める内田信平 研究室08在学生メッセージ/研究室紹介

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