岩手県立大学盛岡短期大学部 入学案内2025
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Q二級建築士試験に合格して、A専攻として把握している範囲で、生活デザイン専攻(旧生活科学専攻をQデッサンや作図の経験がないのですが、Aほとんどの学生が未経験なので心配はいりません。デッサンやファッEducation/ResearchEducation/Researchションデザイン画については、基礎専門科目である「基礎造形」という科目で基本的な技法を学びます。建築製図やCAD(コンピュータを使う製図)については、大多数の学生が初めて行う作業なので、複数の演習科目の中で基礎からていねいに指導しています。また、製図については専用の道具やコンピュータを使うため、絵を描くのが苦手な人でも、しっかりと練習すれば必ず上達します。Pick Up!03コンピュータを使って設計や製図を行うことをCADといいます。現在、建築の設計・製図作業に幅広く活用されているCAD。1年次後期の「CADⅠ演習」と2年次前期の「CADⅡ演習」を履修することにより、実務で使用できるレベルの図面作成のスキルを身につけていきます。こうして修得した実践的な技能を証明する資格試験が、建築CAD検定です。建築業界への就職を考えている学生にとっては、検定合格が大きなメリットとなります。履修学生は建築CAD検定3級の試験にチャレンジしていますが、平成25年以降、毎年ほぼ100%の合格率を継続しています。平成29年には、検定試験の主催者である全国建築CAD連盟より、3級の部の優秀団体賞として表彰されました。Pick Up!04私たちが住む岩手県は、日本の中では寒冷な気候で、広い県土は多様で豊かな資源に恵まれています。また、岩手県には長い歴史に培われた、特色ある文化や産業が息づいています。岩手の風土、文化、産業、気候などの特色が、私たちのくらしとどのように関わっているか学ぶのが、2年次後期の科目「岩手のくらしと工芸」です。授業はオムニバス形式で、岩手の風土で育まれる染めと織りや、手仕事の文化、岩手の縫製業をはじめとする服づくり産業の特色と産業振興、岩手の歴史と風土から形成された居住文化と住まいの特質、岩手の森林資源の特色とその活用の各テーマを取り上げます。それぞれが根付いた背景を理解しながら、私たちのくらしを見つめていきます。建築業界で活用できる資格地域に根付く文化とくらしの関わり15含む)卒業生のうち、二級建築士試験を受験、合格して資格を得た者の人数は、平成20年~令和5年試験までの累計で32名です。そのうちの直近3年の合格者数は、令和5年試験では1名、令和4年試験では7名、令和3年試験では5名となっています。初心者でも大丈夫でしょうか?CAD検定資格取得の取り組み岩手のくらしと工芸資格を取得した人はどのくらいですか?

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