34孫入 匠さん建築社会基盤系学科 土木工学コースインターン先:岩田地崎株式会社 私は将来、ゼネコンなどでトンネルや道路などインフラの施工管理をしたいと思っています。入学当初は建築設計を志望していましたが、土木工学を学ぶ中で「インフラを通して人の役に立ちたい」と思うようになりました。 インターンは北海道内最大手のゼネコンで2週間行いました。実際のトンネル建設現場で、宿舎での共同生活をしながら、強度試験や測量の体験やCADの操作など、実際の業務で行うことを総合的に体験させていただくことができました。インターンシップを経験して、施工管理では「広い視野で周囲を見ること」や「周囲の状況に気付く力」の大切さなど多くの学びがありました。 また、室工大の卒業生が数多く活躍しており、改めて室工大の長い歴史によるネットワークの強さや層の厚さを感じました。インターンシップ体験談鈴木大貴さん建築社会基盤系学科 土木工学コースインターン先:北広島市役所 都市整備課 私は将来、自治体などの公務員として、都市整備等の仕事をしていきたいと考えています。公務員を目指したきっかけは2016年「富良野豪雨災害」で北海道職員や各自治体の職員の活躍する姿を目にしたからです。 当初は5日間の予定でしたが、台風と地震が発生してしまい短縮となりました。しかし、台風の対策や被害状況の確認等、通常時にはできない経験をして、自治体職員が住民を守ろうと必死に仕事をしている姿を目の当たりにして、自治体職員になりたいという気持ちがより強くなりました。「広い視野・知識」、様々な「調整」に必要な「コミュニケーション能力」の重要性も学びました。 室工大は、充実した公務員試験対策や、卒業生との交流機会を大学や学科が積極的に作ってくれるなど、就職支援にとても力を入れている点はとても魅力です。自分の「ストーリー」が大切 富士通株式会社でスーパーコンピューターなどの科学技術計算を扱う事業部に所属し、電磁波解析ソフトウェアの研究開発をしています。このソフトウェアを用いてスーパーコンピューター上で大規模な計算を行うことで、実際の電子機器製品を丸ごと電磁波解析することができます。電磁波解析は最先端の研究から産業の分野まで様々なところに使われていて、業務を通して最先端技術に触れながら、自分の知識や経験が蓄積されていくことが非常に楽しいです。 大学時代にも電磁波解析の研究をしており、産業界の応用分野で大学で学んだ知識や経験を活かしたいなと思い就職しました。大学の研究テーマと現在の業務内容が近いので、大学で学んだ知識や経験を活かすことができています。 私は元々、数学や物理が得意で、特に電気や磁気に興味を持っていました。室工大に入った頃は4年間で卒業するつもりでしたが、研究が面白くなり大学院にまで進みました。大学院でも自分が一番好きなことを勉強しようと、電磁波解析を研究しました。 入学する時には、漠然と持っていた興味でしたが、室工大の講義や実習を通して専門知識を身につけ、最も興味があった電磁波解析の研究テーマを選び、最終的には就職にまで繋がりました。大学時代から現在まで、ずっと興味を持ち続けられるテーマに出会えたことは、本当に恵まれていたと思います。室工大を通して私の可能性が非常に広がりました。 大学時代は自分のやりたいことに一生懸命に取り組んでいくことが大切と思います。自分が好きでないと情熱を持って続けられません。就職活動の企業面接では「ストーリー」を求められますが、何を、どのような経緯・想いでやってきたのかをきちんと伝えられることが大切です。自ら進んで一生懸命に続けてきたことなら自分のことばで話すことができます。ぜひ、室工大で自分の興味・好きなことに一生懸命に取り組んで自分だけの「ストーリー」を作っていってください。富士通株式会社 藤田和広さん2005年 電気電子工学専攻修了専門性と実績が強み 出身地(新潟県)の地域に根付いたゼネコンで、住宅の設計をしています。お客様の希望・イメージから、その場所に合ったプランを提案する仕事です。住宅はお客様にとって、一生に一度の大切なものであり、生活の基盤であり、夢です。そのため、お客様の要望通りではなく、それ以上の提案を出来るように心掛けています。 子供の頃から絵を描くことや物を作ることが好きで、人の役に立ち・形に残るものを作ることが出来る建築士に憧れていました。室工大に進学したのは、建築設計を学べることはもちろん、北海道外出身だったため「北海道の豊かな環境」に憧れていたのも理由の一つです。 大学時代は、みんな徹夜で製図室にこもり、楽しく、真面目に課題制作をしていました。 就職では、室工大は工業専門の単科大学なので、専門分野には推薦が多くあることが魅力です。本州の会社でも室工大の採用実績が豊富です。室工大は多くの先輩が全国で活躍しており、就職にはとても心強い味方です。株式会社阿部建設 岡田絵利さん2012年 建設システム工学科建築コース卒業小島万実さん建築社会基盤系学科 土木工学コースインターン先:五洋建設株式会社 インターンでは大規模な土木工事を行なっているゼネコンに行き、実際の港の護岸延長の現場に行かせてもらい、施工管理業務を見学させて頂きました。インターンを通して専門知識や技術以外にも、現場の職人との信頼の重要さなど、現場で学べない事を多く学びました。 私はインターンをして、改めて土木業界に魅力を感じたため、将来はゼネコンの研究所に行きたいと思いました。 今後は「港湾の海岸工学」を更に深く学ぶために大学院進学を考えています。そして、港湾における効率的な施工技術の研究をしたいと考えています。大学院でさらに専門性を高めて就職をするという選択に至ったのも、インターンを通して業界への興味がさらに深まったことが大きかったです。
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