室蘭工業大学 大学案内2022
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211年次 〜 2年次(前期)一般教養と理工学の基礎を学ぶ1年次は、理工学部に共通する専門科目として、自然科学を主に勉強します。高等学校の教科でも数学と理科を学んできたと思いますが、さらに大学の専門教育へステップアップするためにその基礎固めをします。   数学では線形代数や微分積分の分野を、理科では物理学、化学、生物学を体系的に学びます。さらに、大学での学習に不可欠であるコンピュータやネットワークの基礎や利用法を身に付ける情報科目、大学で必要となる学修スキルを習得するための科目なども設けています。一般教養教育には「人と社会に関する科目」「外国語科目」「地域連携科目」の3つのカテゴリーを設けています。 システム理化学科の学び2年次後期以降は本コースにおいて、自然や社会における多種多量な情報を扱う原理と技術に関する学問である情報学、その基盤である数学、数理と情報・社会、情報の基礎、情報システム、プログラミングに分け、さらには実践的な演習を配置し、それぞれの分野の科目を体系的に履修します。さらに、情報学を統括的に学ぶことで、膨大なデータを抽象的かつ論理的に整理し、分析処理を行う能力を養います。3年次では、2年次後期から引き続き、コース専門科目を中心に学びます。「代数学」「幾何学」「解析学」「信号処理」「情報理論」「プログラミング」などの科目を履修し、当該分野に関わる専門知識を広く修得するとともに、それらを統合して活用するための基礎から応用までにわたる演習を行います。2年次後期以降は本コースにおいて、物質や生命に関わる現象をそれらの構造や性質との関連において、分子レベルで解析する学問である「化学」および「生物学」を物理化学系、無機・分析化学系、有機化学系生物化学・生物系、化学生物応用系に分けて、それぞれの分野の科目を体系的に履修します。併せて、情報系科目で修得した知識を専門科目において活用し、実践的な情報手段への展開について学修します。3年次では、2年次後期からの引き続きでコース専門科目を中心に学びます。「物理化学」「無機化学」「分析化学」「有機化学」「生化学」「微生物科学」などの科目を履修し、当該分野に関わる専門知識を広く修得すると共に、それらを統合して活用するために、コンピュータなどを援用した実験や演習を行います。2年次後期以降は本コースにおいて、自然現象を普遍的に解明するという、自然科学の中で最も基本的な部分を担う学問である物理学を物理数学系、力学系、電磁気学系、熱力学系、物性物理物質科学系、物理物質・応用系に分けて、それぞれの分野の科目を体系的に履修。併せて情報系科目で修得した知識を専門科目において活用し、実践的な情報手段への展開について学修します。3年次では、2年次後期からの引き続きでコース専門科目を中心に学びます。「量子力学」「電磁気学」「統計力学」「固体物理」「光物理工学」「量子物質科学」「材料科学」などの科目を履修し、当該分野に関わる専門知識を広く修得するとともに、それらを統合して活用するために、コンピュータなどを援用した実験や演習を行います。2年前期からは、システム理化学科に共通する専門科目として、自然科学から工学への橋渡しになる科目を分野横断的に学修します。これにより、2年後期から始まる本格的な専門教育の準備をするとともに、専門外のことも見通せる素養を身につけます。2年後期のコース分属に向けて、各コースにおける専門分野の概要を学ぶ科目も用意しています。化学生物システムコース物理物質システムコース数理情報システムコース英語を主要な外国語として、グローバルに行動する時に必要なコミュニケーション力を身につけることを目指します。異文化理解を深めるために、ドイツ語あるいは中国語を学修します。英語科目には、TOEIC対策科目やコミュニケーションスキルを高める科目が含まれ、実践的な英語を習得できる構成としています。外国語科目Pickup ! 授業北海道や室蘭市がある胆振地方をモデルケースとし、地域にある課題を知り、理解を深め、 地域創生に資する能力を身につけることを目指します。これは社会の多様性を知り、多面的な視点を養うのに役立ちます。授業ではアクティブラーニングの要素を取り入れ、学生が主体的に学びを展開できるようにしています。地域連携科目Pickup ! 授業人の内面のしくみと人の社会的な行動の基本原理を学修し、社会の中で主体的に行動する上で不可欠な社会的教養を身につけます。社会学、経済学、法学、哲学、心理学などの科目や、行動や体験を重視した実習系科目などがあります。人と社会に関する科目Pickup ! 授業

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