室蘭工業大学 大学案内2022
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30孫入 匠さん建築社会基盤系学科 土木工学コースインターン先:岩田地崎株式会社私は将来、ゼネコンなどで道路などインフラの施工管理をしたいと思っています。入学当初は建築設計を志望していましたが、土木工学を学ぶ中で「インフラを通して人の役に立ちたい」と思うようになりました。インターンは北海道内最大手のゼネコンで2週間行いました。実際のトンネル建設現場で、宿舎での共同生活をしながら、強度試験や測量の体験やCADの操作など、実際の業務で行うことを総合的に体験しました。インターンシップを経験し、施工管理では「広い視野で周囲を見ること」「周囲の状況に気付く力」の大切さ等多くの学びがありました。また、室工大の卒業生が数多く活躍しており、室工大の長い歴史によるネットワークの強さや層の厚さを感じました。インターンシップ体験談鈴木大貴さん建築社会基盤系学科 土木工学コースインターン先:北広島市役所 都市整備課私は将来、自治体などの公務員として都市整備等の仕事をしたいと考えています。公務員を目指したきっかけは2016年の「富良野豪雨災害」で北海道職員や各自治体の職員が活躍する姿を目にしたからです。当初は5日間の予定でしたが、台風と地震が発生して短縮となりました。しかし、台風の対策や被害状況の確認等、自治体職員が住民のために必死に仕事をしている姿を目の当たりにして「自治体職員になりたい」という気持ちがより強くなりました。「広い視野・知識」、様々な調整に必要な「コミュニケーション能力」の重要性も学びました。室工大は充実した公務員試験対策や、卒業生との交流機会を大学が積極的に作ってくれるなど、就職支援にとても力を入れている点がとても魅力です。自分の「ストーリー」が大切私は、スーパーコンピューターなどの科学技術計算を扱う事業部に所属し、電磁波解析ソフトウェアの研究開発をしています。このソフトウェアを用いてスーパーコンピューター上で大規模な計算を行うことで、実際の電子機器製品を丸ごと電磁波解析することができます。電磁波解析は最先端の研究から産業の分野まで様々なところに使われていて、業務を通して最先端技術に触れながら自分の知識や経験が蓄積されていくことが非常に楽しいです。大学時代にも電磁波解析の研究をしており、産業界の応用分野で大学で学んだ知識や経験を活かしたいと思い就職しました。大学の研究テーマと現在の業務内容が近いので、大学で学んだ知識や経験を活かすことができています。私は元々、数学や物理が得意で、特に電気や磁気に興味を持っていました。入学時は4年間で卒業するつもりでしたが、研究が面白くなり大学院に進みました。大学院でも自分が一番好きなことを勉強しようと、電磁波解析を研究しました。入学時には、漠然と持っていた興味でしたが、室工大の講義や実習を通して専門知識を身につけ、興味のあった電磁波解析の研究テーマを選び、最終的には就職にまで繋がりました。ずっと興味を持ち続けられるテーマに出会えたことは恵まれていたと思います。室工大を通して可能性が大きく広がりました。大学時代は自分のやりたいことに一生懸命に取り組むことが大切です。好きでないと情熱を持って続けられません。就職活動の面接では「ストーリー」を求められますが「何を」「どのような経緯と想いで」やってきたかを伝えられることが大切です。自ら進んで一生懸命に続けてきたことなら「自分のことば」で話すことができます。ぜひ、室工大で自分の好きなことに一生懸命に取り組んで「自分だけのストーリー」を作ってください。富士通株式会社 藤田和広さん2005年 電気電子工学専攻修了専門性と実績が強み私は、出身地(新潟県)の地域に根付いたゼネコンで、住宅設計をしています。お客様の希望・イメージから、場所に合ったプランを提案する仕事です。住宅はお客様にとっての生活の基盤であり、夢です。そのため、お客様の要望を超える提案を出来るよう心掛けています。子供の頃から絵を描くこと、物を作ることが好きで、人の役に立ち、形に残るものを作ることが出来る建築士に憧れていました。室工大に進学したのは、建築設計を学べることはもちろん、北海道の豊かな環境に憧れていたことも理由の一つです。大学時代は、みんなで製図室にこもり、真面目に楽しく課題制作をしました。就職では、室工大は工業専門の単科大学なので、専門分野に多くの推薦があることが魅力です。本州の会社でも室工大の採用実績は豊富です。多くの先輩が全国で活躍しており、就職にはとても心強い味方です。株式会社阿部建設 岡田絵利さん2012年 建設システム工学科建築コース卒業西川 楓夏さん情報電子工学系学科 情報通信システム工学コースインターン先:北海道電気技術サービス株式会社私は、「社会インフラを支える業界」に興味があり「開発から作成・施工・管理」などのすべての工程を行っている企業に魅力を感じていました。インターンでは、作業風景の見学にはじまり、電気の基礎などを学び、実際に設計図から回路を組み立てて、それを動作させるプログラミングなどを体験しました。設計図を見ながらの回路組立は初めての経験で、大変勉強になりました。インターンを通して、「大学では身につかないモラルやマナー」「社会人になってからも学び続けることの大切さ」「受け身ではなく、自ら積極的に学ぶことの大切さ」などに気づくことができました。卒業後は社会インフラを支える企業に就職したいと思っています。竹田 光貴さん機械航空創造系学科 機械システム工学コースインターン先:株式会社 楢崎製作所株式会社楢崎製作所は1935年に造船業として室蘭で創業し、現在は橋梁、鉄管、船舶上架施設などを製造する会社です。室蘭市でも歴史がある有名企業で、業務内容に興味ありました。インターンでは工場見学やCAD演習、楢崎製作所が手がけた室蘭のシンボル「白鳥大橋」の内部見学など、様々な業務を見学しました。特に「白鳥大橋」の内部に入り、補修工事現場見学や、主塔最上部に上ったことは印象に残っています。室蘭工業大学の就職や研究の実績が豊富で、多くの卒業生が各地で活躍しているため、進路に関して幅広い視野を持つことが出来る環境が整っています。私も将来は道内の企業で「機械エンジニア」として活躍したいと考えています。卒業生の声

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