室蘭工業大学 大学案内2023
10/48

建築の設計の基本である製図表現技法を習得する演習科目です。■建築の各種図面(平面図、立面図等)の基本的表現やそのルール(線の種類や図面の違い等)■や■製図用具の使い方■等を学びます。実際には、自室を実測した図面づくりや、実在する住宅(木造)や公共建築(鉄筋コンクリート構造)の図面のコピーやトレースを行います。土木実験道路や橋、河川や港湾など、土木構造物の設計・施工に重要である■土■■鉄筋コンクリート■および「水」の特性を把握するために、実務で行われている標準的な土質試験や鉄筋コンクリート実験、および水理実験を行います。実験結果をもとに■土■や■鉄筋コンクリート■■水■の特性を知る方法を学び、講義で学んだ理論や知識の理解を深めます。グループワークによりコミュニケーション力も養います。1年次は、理工学部に共通する専門科目として、自然科学を主に勉強します。高等学校の教科でも数学と理科を学んできたと思いますが、さらに大学の専門教育へステップアップするためにその基礎固めをします。数学では線形代数や微分積分の分野を、理科では物理学、化学、生物学を体系的に学びます。さらに、大学での学習に不可欠であるコンピュータやネットワークの基礎や利用法を身に付ける情報科目、大学で必要となる学修スキルを習得するための科目なども設けています。一般教養教育には■人と社会に関する科目■■外国語科目■■地域連携科目■の3つのカテゴリーを設けています。 2年前期からは創造工学科に共通する専門科目として自然科学から工学への橋渡しになる科目を分野横断的に学修します。これにより、2年後期から始まる本格的な専門教育の準備をするとともに、専門外のことも見通せる素養を身につけます。2年後期のコース分属に向けて、各コースにおける専門分野の概要を学ぶ科目も用意しています。創造工学科は昼夜開講制をとり、昼間コースと共に夜間主コースを設置しています。夜間主コースも昼間コースと同じコンセプトで教育課程を編成しています。建築土木工学コースでは、主に建築学、土木分野の学問分野を体系的に学びます。建築物や社会基盤施設(道路・橋・公園・ダムなど)の計画・設計・施工技術に関する実践的な教育を行い、幅広い視野から安全・安心で快適な社会環境の創造に貢献できる技術者を養成します。2年後期にコース分属し、後期の前半はコース共通科目や概論科目を学修し、後期の後半からは建築学トラックと土木工学トラックに分かれ、建築学トラックは建築士試験の受験資格要件(指定科目)に対応する科目を、土木工学トラックは設計・工事管理等が求められる土木分野の科目を学修します。創造工学科では産業応用に直結し、専門化が進んでいる分野を勉強します。創造工学科の■創造■は、次世代の製造業や建設業などの分野で必要とされる新しい■ものづくり■を意味します。入学後1年半は共通教育により自然科学、工学、情報学の基礎知識を学び、2年後期からコースに分かれ専門知識とその活用能力を身につけます。同時に、一般教養教育において豊かな人間性と他者と協働する能力を培います。地域連携科目北海道や室蘭市がある胆振地方をモデルケースとし、地域にある課題を知り、理解を深め、 地域創生に資する能力を身につけることを目指します。これは社会の多様性を知り、多面的な視点を養うのに役立ちます。授業ではアクティブラーニングの要素を取り入れ、学生が主体的に学びを展開できるようにしています。建築設計Ⅰ(2年後期)Pickup ! 授業人と社会に関する科目人の内面のしくみと人の社会的な行動の基本原理を学修し、社会の中で主体的に行動する上で不可欠な社会的教養を身につけます。社会学、経済学、法学、哲学、心理学などの科目や、行動や体験を重視した実習系科目などがあります。Pickup ! 授業外国語科目英語を主要な外国語として、グローバルに行動する時に必要なコミュニケーション力を身につけることを目指します。異文化理解を深めるために、ドイツ語あるいは中国語を学修します。英語科目には、TOEIC対策科目やコミュニケーションスキルを高める科目が含まれ、実践的な英語を習得できる構成としています。Pickup ! 授業画像上段:授業で作成する図面や模型の例画像下段:模型やシミュレーション装置による土木実験室工大 公式WEB創造工学科Pickup ! 授業Pickup ! 授業各分野の根幹となる専門知識を習得し、実習などにより応用力を身につける91年次 〜 2年次(前期)2年次(後期) 〜 3年次建築土木工学コース一般教養と理工学の基礎を学ぶ創造工学科の学び

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る