室蘭工業大学 大学案内2023
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2年次後期以降は本コースにおいて、物質や生命に関わる現象をそれらの構造や性質との関連において、分子レベルで解析する学問である「化学」および「生物学」を物理化学系、無機・分析化学系、有機化学系生物化学・生物系、化学生物応用系に分けて、それぞれの分野の科目を体系的に履修します。併せて、情報系科目で修得した知識を専門科目において活用し、実践的な情報手段への展開について学修します。3年次では、2年次後期からの引き続きでコース専門科目を中心に学びます。「物理化学」「無機化学」「分析化学」「有機化学」「生化学」「微生物科学」などの科目を履修し、当該分野に関わる専門知識を広く修得すると共に、それらを統合して活用するために、コンピュータなどを援用した実験や演習を行います。遺伝子の本体であるDNAの構造と機能は分子生物学の基本です。この講義ではDNAからゲノムまで、構造から機能、制御まで、原核生物から真核生物まで、遺伝情報の流れに基づいた分子生物学の理解を目指します。分子生物学では生命現象、なかでも遺伝現象を細胞以下の分子レベルで理解します。DNA、RNAそしてタンパク質がどのような分子構造を持っているのかに始まり、それらの関係性が形のない遺伝情報が生命を生み出す仕組みを学びます。それは単純にAとBが結合するものではなく、結合のタイミング、強さ、量などがみごとに制御されています。授業は分子どうしが協力し合うように学生もそれぞれの能力を生かしながら進めていきます。2年次後期以降は本コースにおいて、自然や社会における多種多量な情報を扱う原理と技術に関する学問である情報学、その基盤である数学、数理と情報・社会、情報の基礎、情報システム、プログラミングに分け、さらには実践的な演習を配置し、それぞれの分野の科目を体系的に履修します。さらに、情報学を統括的に学ぶことで、膨大なデータを抽象的かつ論理的に整理し、分析処理を行う能力を養います。3年次では、2年次後期から引き続き、コース専門科目を中心に学びます。「代数学」「幾何学」「解析学」「信号処理」「情報理論」「プログラミング」などの科目を履修し、当該分野に関わる専門知識を広く修得するとともに、それらを統合して活用するための基礎から応用までにわたる演習を行います。提示された課題を解決するソフトウェアを開発する実践的な演習(PBL:Problem Based Learning)を行うことで、学生が自主的に準備、調査、学習、議論を進めながら問題を解決する力を養います。学生はグループを組み、自分たちの力で、課題ソフトウェア開発に必要なものが何かを見極め、資料を集め、自己学習し、グループで協力して課題達成を目指す演習です。「分子生物学」情報学PBL演習室工大 公式WEBシステム理化学科分子生物学で学ぶ内容のイメージ情報学PBL演習の授業Pickup ! 授業Pickup ! 授業化学生物システムコース数理情報システムコース18

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