室蘭工業大学 大学案内2023
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2年次1年次分野横断的に学修し、基礎力を高めるAIの出現、IoTの進化といった情報技術の革新により、ものづくりのあり方や、自然科学の活用が大きく変わろうとしています。これまでの産業構造が変化し、社会全体がイノベーションを求める今だからこそ、室蘭工業大学は新しいチカラを養成するため、工学部から理工学部へと改組しました。工学・科学の基礎と、技術者に必要な情報処理能力を身につけた、変化する社会に対応できる人材を育成します。一般教養と理工学の基礎を学ぶ一般教養科目として「人と社会に関する科目」「外国語科目」「地域連携科目」、自然科学系の共通科目として「数学」「物理学」「化学」「生物学」、情報系科目として「情報セキュリティ入門」「データサイエンス入門」「プログラミング入門」を学び、理工学の基礎を培います。理工学部共通科目Point社会と産業界の変化が急速に進み、多様で分野横断的な課題が増えています。このような変化・課題に対応するために、様々な専門分野のベースとなる理学の基礎を身につけることが重要です。全ての学生が数学、物理、化学、生物といった自然科学の基礎を体系的に学びます。Point室蘭工業大学は、地域社会、さらには国際社会における地の拠点として豊かな社会の発展への貢献を目的として、地方創生に資する能力を育成するため地域連携科目を開設。地域社会概論では、地元企業や自治体を訪問し地域課題を理解。「胆振学入門」では学外の講師から地域の特性を学びます。「北海道産業論」では地元企業から課題を解決するアイディアを提案。室蘭や北海道をモデルケースとして、地域創生に資する能力を身につけます。Point人工知能やIOTなど、情報処理技術における技術革新が進み、これからの技術者には情報技術を身につけることが求められます。室蘭工業大学は、情報科目を充実し全ての学生が学べるようにカリキュラムを整備。これにより情報とデータに関わるリテラシー、情報セキュリティー、プログラミングの基本的な能力、統計処理能力を身につけます。Point社会に出てからは、自分自身で新しい知識や技術を学ぶ必要があります。そこで、学生のうちから主体的に深く学ぶ習慣を身につけられるよう、調査学習、グループ学習、課題解決型学習、反転授業などのアクティブラーニングの手法を多くの授業で導入。そのような授業に対応できる教室も増やしています。理学科目の充実地域連携科目情報教育を厚くアクティブラーニング 前期は分野横断的に学び、後期からは専門科目へ2年前期は創造工学科に共通する専門科目として自然科学から工学への橋渡しになる科目を分野横断的に学修します。これにより、2年後期から始まる本格的な専門教育の準備をし、専門外のことも見通せる素養を身につけます。後期からはコース専門科目を中心に学びます。各コースにおける専門分野の概要を学ぶ科目も用意しています。創造工学科の教育コースは、特定の産業分野に直接つながる専門の教育を行います。一方で産業界においては、様々な分野の技術を組み合わせて新たな機能を生み出すなど、分野横断的な活動がなされます。そこで2年次前期までの学科共通科目において、創造工学科の全学生が、複数の工学分野の基礎を身につけられるようにしています。システム理化学科の教育コースは、基礎科学に近く、様々な産業の基礎となる分野を扱っています。大学でどのような専門知識を身につけ、将来、社会に貢献していきたいのかを見極められるように、2年次前期までの学科共通科目において、システム理化学科の全ての学生が、各コースのベースとなる自然科学と情報科目を広く学べるようにしています。ものづくり、まちづくりを学ぶ物理・化学・生物・情報を突き詰める創造的な科学技術で夢をかたちにする室蘭工業大学の4年間2年次前期→P.5→P.133システム理化学科創造工学科

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