室蘭工業大学 大学院進学のススメ
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[日本製鋼所M&E株式会社]1907年に室蘭市にて創業した株式会社日本製鋼所(本社:東京/資本金:198億1,800万円)の事業子会社として、素形材・エネルギー事業と風力発電機器保守サービス部門、並びにグループ会社4社を統合して2020年に発足。学部での学びを通して物性物理学に興味を持ち、関連する研究室に4年次から所属。大学院へ行きたいという気持ちはなんとなく持っていましたが、卒業研究に取り組んでみると研究活動は1年間だけでは足りない、大学院でもっと研究したいと改めて思うようになり、進学しました。研究では物質設計、試料合成、物性測定など、あの手この手を使って試行錯誤しながらゴールを目指します。基本的に誰も正解を知らないことが対象ですから、うまくいかない場合もたくさんありますが、それらの経験を糧にすることで少しでも研究が進むと考えるとやりがいがありますし、目的があるからこそ頑張れます。日本製鋼所M&E株式会社   取締役 室蘭製作所副所長大学院工学研究科 博士前期課程生産システム工学系専攻物理物質科学コース1年実験のプロセスを経験することで課題解決のための自分なりの手法を身につけること研究活動のために多くの時間を使うことができる知識が増えるのはもちろん、課題解決能力やコミュニケーション能力なども鍛えられる研究活動の中で人との付き合い方を学び、チームで作業できる力を※紹介した方々の肩書き等は取材時のものですエンジニアとして生涯学び続けていく姿勢興味のあること、やりたいことについてじっくりと考えられる研究活動で知識の実践的な活用法を学び技術者として社会問題に挑んでほしいです。当社では大学院修了者の多くがエンジニアとして活躍しています。材料の改良・開発や製品製造、品質保証などさまざまな業務で重要なポジションを担い、緊張感を持って仕事に臨んでいます。大学院では学部で学んだ基礎知識を実験という実践の場で活用できるため、課題解決能力を身につけることができます。エンジニアの醍醐味は、技術と意欲で現状を変革し、社会問題を解決できること。そのために、室蘭工業大学と当社が結ぶ包括連携協定のメリットを互いにさらに活用できればとも考えています。大学院で知識や経験、人脈を培い、世界を代表する技術者を目指してくれることを期待しています。大学院でしか得られない経験があるので研究に興味があるならおすすめしたいです。上田 奏さん藤村 佳紀さん(札幌大谷高等学校出身)企業からの声現役学生に聞く

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