博士への道は楽な道ではありません。研究には様々な障害が博士課程の学生を待っています。この障害を突破すれば、必ず栄光への道が私たちを待っているはずです。後輩へのメッセージ 現在勤務している国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、情報通信分野を専門とする唯一の公的研究機関です。情報通信技術の研究開発を基礎から応用まで統合的な視点で推進することによって、世界を先導する知的立国としての国の発展に貢献しています。私が所属するビッグデータ利活用研究室では、環境や社会生活に密接に関連する実空間情報を社会生活に有効な情報として利活用することを目的としたデータ取得解析技術の開発に取り組んでいます。 NICTの仕事の魅力は、最先端の情報通信技術の開発に参加することと博士課程で鍛えた能力を活かすことができる事であると思います。 現在の勤務先を決定したきっかけは、室蘭工業大学情報電子工学系専攻で指導を受けた准教授の推薦です。准教授はNICTで勤務したことがあり、私が所属するビッグデータ利活用研究室で機械学習分野の研究員を公募していることを教えてくださいました。私は博士課程で、環境と深層学習に関する研究を行っていました。現在所属する研究室でも大気環境と深層学習の研究を行っており、自分の研究成果をそのまま活かすことができると思い、この進路に進むことを決定しました。 仕事と家庭・生活のバランスは、規則正しい生活で保たれます。東京で一人暮らしを始めたことから、規則正しい生活を心掛けています。仕事は基本的には朝の9時半に研究室に到着、夜の7時ぐらいに自宅に戻ります。現在はまだ一年目の研究生活のため、残業はまだ多くはありません。週末は部屋を掃除し、友達と遊んだりしています。 また健康のため、週1回から2回スポーツジムで運動をしています。一人暮らしなので、自分の健康と精神状態を規則的な生活で保つことが大切だと思っています。・ハルビン工業大学コンピュータサイエンス学科卒業・室蘭工業大学大学院工学研究科博士前期課程情報電子工学系専攻コンピュータ知能学コース修了・室蘭工業大学大学院工学研究科博士後期課程工学専攻先端情報電子工学コース修了趙 培江情報通信研究機構ビッグデータ利活用研究室研究員※掲載中の勤務先・職名は取材当時のものです。6Profile仕事の内容と魅力進路決定のきっかけテーマ自分の能力で社会に貢献しよう仕事と家庭・生活のバランス
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