室蘭工業大学 大学案内 2024
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2121私たちが日常的に使っているスマートフォンやタブレット、パソコンなどのメモリには半導体デバイスが使などのメモリには半導体デバイスが使用され、その製造にはプラズマの化学反応が用いられています。子が原子から離れて電離し正イオンや電子などが飛び回っている状態をいいます。このプラズマを利用した製造作業のひとつに、基盤の表面に溝を彫るエッチングがあります。道具ではできない細かい作業を、プラズマの高い反応性を利用することで実現しています。より精度の高いエッチングを行う研究が盛んに行われており、そこではプラズマの性質の正確さが必要となってくるため、さまざまなガスによるプラズマを正確にシミュレートし、プラズマの性質を明らかにすることを目指して研究を行っています。室私が行っている研究はプラズマの最も基礎的な部分ですが、研究室にでは企業と共同研究を行っており、成果を次世代デバイスへの発展につなげ社会に役立てている重要な研究であることを実感しています。石灰石は資源に乏しい日本で数少ない自給自足できる資源のひとつです。銑鉄製造の副原料やセメントの材料などに利用されており、1トンあたり数千円と圧倒的な安さが売りですが、新用途の開発と高付加価値化が求められている物質でもあります。この石灰石の主成分である炭酸カルシウムを原料に、人間の歯や骨などの生体硬組織を構成するリン酸カルシウム系化合物ヒドロキシアパタイトを、文献にある方法よりさらに簡単に合成し、応用する研究をしています。不純物を含まないヒドロキシアパタイトを常温・常圧・短時間で合成し、人工の歯や骨に利用可能と証明できれば、高い価値をもつ材料として応用が期待できます。また、重金属吸着能を評価する比較研究でも合成方法が確立できれば、水質汚染防止などに貢献できます。さまざまな分野での新たな用途を見つけることが目標です。実験では、温度や試料の量などほんの少しの調整で結果が変わることに面白さを感じています。室工大は工業分野に特化しており、専門知識を深められます。研究室の仲間と協力して切磋琢磨し合いながら、楽しく研究・学習できる環境です。体、気体と姿を変えてゆき、さらに電プラズマとは、熱や電気などのエネルギーを加えた物質が固体、液体、気体と姿を変えてゆき、さらに電農業従事者は、出荷先へ事前に出荷量を通知し、その量を実際に出荷する必必要があります。この収穫量を正しく予測していないと、通知と実際の出荷量にに誤差が生じて不利益が生じてしまうため、未来の収穫量予測を正しく行える方方法の研究を行っています。気温や植物の状態などさまざまなデータを計測し、機械学習(人工知能)を活活用してトマトの収穫量の予測を行っています。実際の現場データを用いて予測測を行うことで、予測との誤差を徐々に小さくできています。今後もさらに予想のの精度が上がっていくと考えられ、これをwebアプリへ組み込むことで、将来的的には実際の現場、例えば農園などさまざまな場所での活用が期待されます。人工知能を扱い、またそれを他分野で活用する分野は現代の社会に合った研研究で、社会に出てからも勉強したことが役に立っていくと考えられます。大学院では、基礎的な勉強をして研究する学部より時間が増え、さらに応用にに踏み込んだ研究ができます。金銭的な支援を望むことが可能であり、各種団団体の奨学金制度に加え、本学独自の給付型制度なども利用可能です。室工大大で大学院に進学することをおすすめします。大学院博士前期課程 情報電子工学系専攻 電気通信システムコース在学中岩部 由芽さん大学院博士前期課程 情報電子工学系専攻 知能情報学コース在学中吉田 侑成さん大学院博士前期課程 生産システム工学系専攻 物質化学コース在学中戸田 柚那さんプラズママ解析でDXXを支援するる ー次世代デデバイスの製造へーー未来のトトマトの収穫穫量の予測測 ーAIを農業分分野で活用ー炭酸カルルシウムの新新用途を拓拓く ーアパタイトの合成と機能評価価ートのの合成と機能評価価ー

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