室蘭工業大学 GUIDE BOOK 2025
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光で平坦な金属の表面に存在する自由電子を振動させて波(表面波)を発生させるとき、その波の波長は金属表面のわずかな屈折率変化に影響を受けます。この現象を利用して、ウイルスなど微小物体がもたらす屈折率変化を高感度に検出する技術を開発し、その応用を進めています。#高感度屈折率計測#レーザー走査型顕微鏡#生体分子間相互作用評価佐藤 孝洋電気工学とAIを駆使して、モータや発電機等の電磁界シミュレーション技術、他に機器の性能を極限まで引き出す自動設計システムを研究しています。さらに自然エネルギーから電力を得る「エナジーハーベスト」なども研究しています。#環境発電 #電磁界解析 #進化計算#電磁界解析 #機械学習 #AI#エナジーハーベスト #発電機武内 裕香#磁場 #磁場効果#反磁性物質 #磁気科学加野 裕#電気機器 #高温超電導線材#超電導接合 #超電導コイル#光ファイバ #歪みセンサ#防災 #音響力#ニューラルネットワーク電子システム制御工学研究室ロボットを思い通りに動かす制御理論をつくるロボットなどを思い通りに動かすことを「制御」といいます。この「制御」理論を作り、多数の足を協調させて動く「多足歩行ロボット」などを作成、シミュレーションや実験を通じて制御理論を検証しています。#周波数引き込み現象 #多自由度振動制御#ロボティクス分子エレクトロニクス研究室高圧力技術で電気電子材料の新機能を引き出す金属・半導体・有機化合物・金属錯体・ナノ粒子・薄膜などの電気電子材料を構成する原子や分子の間隔を調整して新しい機能を発現する研究をしています。分子の間隔の調整に超高圧技術を利用していることが特徴です。#電子機能材料 #有機分子材料 #薄膜#高圧物性 #結晶構造金沢 新哲佐藤 信也光ファイバセンサの構築技術で災害から人々の命を守る台風や地震による崖崩れ、インフラの老朽化によるトンネル崩落など様々な危険があります。これらの危険を事前に察知して避難させ、二次的災害を防ぐために光ファイバとニューラルネットワークを利用した防災用のセンサを作っています。梶原 秀一武田 圭生#マイクロ波シミュレーション#ハイパフォーマンスコンピューティング#データフローマシン#加速器科学 #ビーム物理#放電プラズマ#モンテカルロシミュレーション#機械学習光量子工学研究室新たな光応答や量子制御現象を明らかにする広帯域の中赤外量子もつれ光子対の生成、計測や応用研究をしています。分子やナノ構造物のダイナミクスやエネルギー準位を解析し、新たな光応答や量子制御現象を明らかにでき、光と物質の相互作用を革新的に探求する重要分野です。#量子光学 #光工学 #非線形光学 #表面分析グリーンデバイス研究室新しい機能を持った光デバイス・電子デバイス原子を1層ずつ結晶成長させ、新しい半導体材料を開発しています。表面・界面エンジニアリングによる半導体ナノ量子構造を作製、新しい機能を持った光・電子デバイスが可能となります。#化合物半導体 #酸化物半導体#結晶成長 #量子ドット川口 秀樹川口 悟28趙 越植杉 克弘光計測研究室光でウイルスを見つける知能電気システム研究室電気工学×AIクライオエレクトロニクス研究室世の中のあらゆる物質を磁場で制御磁場が物質にどのような影響を与えるかを研究しています。対象とするのは、一般的に非磁性体として扱われる反磁性物質です。実は生体を含む自然界の構成要素は多くが反磁性体です。これらの時期的な効果を最大限に引き出すことは、様々な分野において新展開をもたらすことにつながります。超電導工学研究室高温超電導線材で切り拓く省エネの未来超電導線材は最高の省電材料として、電気抵抗がほぼゼロで電気を流すことができ、銅線のような発熱がなく大電流を流すことができます。これを利用して医療や鉄道など分野に貢献し、産学連携など挑戦的な開発・研究を進めています。オプトロニクス研究室マイクロ波工学研究室小型・安価にスパコン並みのシミュレーション性能を実現電磁波・磁場などの電磁気学の現象のコンピューターシミュレーションで、粒子加速器などでの電磁場解析や設計応用、光渦などの自然現象を研究、他に高性能コンピューティング技術として電磁界解析を超高速で実行する専用計算機の開発も。気体エレクトロニクス研究室プラズマの性質の解明し更なるプラズマの応用を目指すプラズマは殺菌、環境汚染物質の分解、機能性材料の合成などにも応用されています。各種応用にあわせて最適なプラズマを自在に作り出すため、計算機シミュレーションや人工知能を活用してプラズマの性質の解明に取り組んでいます。創造工学科電気電子工学コース研究室紹介

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