室蘭工業大学 GUIDE BOOK 2025
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2022年 情報電子工学系専攻 電気電子工学コース 修了J-POWER(電源開発株式会社)居心地の良さが室蘭工大原子力技術部 設備技術室(電気設備技術) 室蘭工大の同じ研究室出身の二人で、室蘭で建築設計事務所をやっています。北海道の気候や風景に調和した「使う人が楽しくて、自由な気分になれる空間」を目指して住宅や店舗などを設計しています。最近では室蘭工大のカフェ「TENTO」の内装設計もしました。ー佐々木さん 私は、室蘭工大では、特に設計課題の授業が印象に残っています。数ヶ月間かけて案を考え、図面を描き、模型を作って、学内外の先生から講評を受けることが本当に楽しく刺激的でした。ー関口さん 私は、親が建築士だったこともあり、建築への憧れがありました。将来は北海道に自分の事務所を開きたいと考えていたため、寒冷地住宅の研究ができる室蘭工大を選びました。ー佐々木さん 学生生活では、アルバイトで貯金をして、日本全国の建築を見る旅もしました。建築設計事務所でのインターンシップやアートイベントにも積極的に参加して、学外のつながりもたくさんできました。室蘭は都会のように「なんでもある街」ではありませんが「自分から見つけに行けば、面白いものがたくさんある街」だと思います。 私たちは水力や風力、火力など、様々な発電所を設計·建設し、そこで発電した電力を人々に供給しています。その中でも私は、原子力発電所建設のため、使用する電気設備の設計や審査時に必要となる資料作成など、幅広い業務を担当しています。 この業界に進んだきっかけは、大学3年時に胆振東部地震のブラックアウトを経験し、私たちの生活を支える「電気」の重要性、「電気」の安定して供給することの大変さを感じたことです。大学の研究室では、電力系ではなく、前々から興味があったプラズマ応用について研究をしていました。先生は研究だけでなく、日ごろの悩みにも親身に相談に乗ってくれるため、安心して研究に打ち込むことができました。 室蘭工大はまだ女子の割合が少ないですが、だからこそ、サークル活動などで学科やコースの垣根を超えた友人もでき、みんなで遊びに行ったり、テスト勉強など互いに励まし合い乗り越えてきた結束力は強く、卒業した今でも支えとなっています。使う人が楽しく、自由な気分になれる空間をつくる08YUI BABA馬場 悠衣さん05

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