17を養うことを目的に実施しているものです。令和3年度までに累計13,605人を企業等へ派遣しており、うち984人は、海外の企業等への派遣です。 学生たちは実務訓練で得られた成果をもとに、修士課程での研究テーマや職業への基礎的な認識を経験させ、将来の技術の創造展開に役立てるものです。 令和4年度は3年ぶりに、新型コロナウイルスの影響で中止していた海外実務訓練を再開し、10名の学生の実地派遣を予定しています。長岡技術科学大学は、学生定員の約8割が高等専門学校本科から本学3年次への編入生です。開学以来、学部から大学院修士課程までの一貫した教育により、産業界や研究機関で活躍する人材を輩出してきました。引き続き本学ではSDGs達成に貢献し、グローバルに活躍できる実践的・創造的能力を備えた技術者の育成を目指します。特に、データサイエンスやAIを有効活用でき、Society5.0の実現を牽引できる横断的・異分野融合的な知を備えた「STEM人材」、さらに俯瞰的視野から社会変革に対応し、マネジメント力を発揮できる「STEAM人材」を育成します。そのため、産学官協働教育に加えて、令和4年度の改組により、工学分野を大括り化し、メジャー・マイナーコースや技術革新フロンティアコースを導入した新たな教育プログラムを構築します。併せて社会人向けリカレント教育及び誰一人取り残さない教育研究環境を整備します。 長岡技術科学大学では開学以来、国際社会で通用する実践的・指導的技術者の育成を目的として、学部-修士一貫の教育プログラムを実施しています。この中で、実務に習熟し、実務における問題意識と大学院での研究を関連づけ、技術の開発を実践できるよう、修士課程進学予定の学部4年生に「実務訓練」を課しています。 実務訓練は就業体験を目的としたインターンシップと異なり、約5か月と長期に亘り企業等で実務を経験することで、技術に関する社会のニーズを体感し、実践的・技術感覚実務訓練教育
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