長岡技術科学大学 統合報告書 2022
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24採択件数61件共同研究費2,400千円高専企業本学 ものづくりのすべてのステップをAIにより迅速化する新しいDX工場で、DXものづくりの①設計システムの構築、②融合システムの構築、③製造システムの実証を行う場として新たに設置されました。 本ラボを象徴するものとして、複数の金属3Dプリンタが挙げられます。その中の一つのレーザー加工機※1は、厚さ20〜100μmの金属粉末をベースプレート上に引き、任意の場所をレーザーで溶融し固めて、積層することによって造形を行うことができます。また、その造形を行っている様子を観察することができる機器※2を組み合わせて活用し、研究を行っています。これを実現しているのは、世界の中でDXものづくりラボだけです。 DXものづくりによる技術で世界トップレベルの研究拠点と人材の輩出を通じ、技術の高度化に貢献することを目指します。 長岡技術科学大学の教員と、全国の高等専門学校の教員が連携して共同研究を実施することで、研究力を向上させるとともに、共同して学生への指導を行い、グローバルに活躍できる実践的技術者の育成を推進しています。 令和4年度には、これまでの「高専‒長岡技科大共同研究」「高専‒長岡技科大‒企業等との共同研究」に加え、「高専機構の『研究力強化プログラム』との連携による共同研究」を新設し、合わせて72件、34,797千円の共同研究を採択しており、高専生163名、本学学生95名が参画しています。(令和3年度)※1 LASERTEC 30 SLM ※2 Print Lite 3D採択件数5件令和3年度採択実績参画人数共同研究費29,400千円高専生 156名本学学生 85名高専本学国際会議「STI-Gigaku」の開催 本共同研究の成果発表の場として、SDGsを焦点にした国際会議「STI-Gigaku」を開催し、高専の学生・教職員152名を含む326名が参加し、156件のポスター発表が行われました。学長戦略経費による共同研究DXものづくりラボの設置研究高専との共同研究

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